平成29年度 公立高校入試【英語】出題内容分析

平成29年度(2017年度)石川県公立高校入試問題の出題内容を分析していきます。今回は英語編です。

昨年度を踏襲した出題形式ながらリスニング問題に変化も

平成28年度(2016年度) から大幅に出題形式が変更された公立入試の英語。平成29年度(2017年度)入試は全体的にはその流れを踏襲する形となりました。ただリスニング問題等に少なからずの変化も見られます。早速詳しく見ていきましょう。

[1] リスニング

リスニングは例年通りA〜Dで構成されています。

Aは英文を聞いて質問に答える問題

Bは図・絵が与えられた問題

Cは英単語を答える問題

Dは質問に対してア〜ウから適切な選択肢を選ぶor質問に英語で答える問題(英作文)

となっています。

赤字で書いた質問に英語で答える問題という名の英作文はこれまでリスニングでは出題されていませんでしたので、新しいタイプの問題です。

具体的には読まれた英文が修学旅行に関するものだったのですが、それに関連した問いとして

When you go on your school trip, what do you want to buy for your family ? And why ?

と聞かれ、英語で答えます。

聞かれていること自体は簡単なことですが、こういった形で英作文を出題するというのがちょっと嫌らしいですね。。。

この程度の質問に対する英作なら、上位校受験者なら余裕でできるし、英語が苦手な子にとっては、まだ問題文として印刷される形式の方が解きやすいはずだと思うのですが…。

ということで、新しい形式の問題がプラスされたことにより、[1]リスニングの配点は例年の30点から31点へと1点アップ。

A、B、C、Dの最後の問題以外は各3点、最後の英作文が4点となります。

 

[2] 適文補充問題

平成28年度(2016年度)同様、適文補充問題が出題されています。小学校での英語学習開始がテーマの問題です。各3点×4=12点の配点。後半の長文よりは短い文なので、英語が苦手な人でも比較的取り組みやすいかもしれません。

ただ、与えられた英文がしょうもない。

ちょっと訳してみましょう。

日本で、小学校で英語を勉強することが始まった。[①] 小学校から英語を話したり聞いたりする時間を持つことは良いことです。

まず第一に、英語は以前よりもより重要になっています。現在、私たちはインターネットなどを通じて他の国の人々と話すことができます。[②]世界は小さくなりました。そして将来私たちは将来英語を使う多くの機会があるでしょう。

早くに英語を学習することについてもう一つ良いことがあります。[③]良い音を学ぶためには、私たちは多くの英単語を聞いて話す時間を持たなければなりません。それで私たちの英語が良くなるでしょう。

[④]

選択肢:

ア 子供達は友達や先生と一緒に英語を話したり聞いたり楽しんでいます。

イ  英語には日本語にはない音を持っています。

ウ  これらの理由から、日本の小学生は英語を勉強するべきです。

エ  だから、私がアメリカの友達と話すのは簡単です。

いかがでしょう?

確かに問題とは成立しています。

選択肢に登場するキーワードを本文から探していけばだいたい分かりますからね。ただ、この文章訳わからないと思うのは私だけでしょうか。

100歩譲って、最初の2文は良しとしましょう。

日本で、小学校で英語を勉強することが始まった。子供達は友達や先生と一緒に英語を話したり聞いたり楽しんでいます。小学校から英語を話したり聞いたりする時間を持つことは良いことです。

ここまでは違和感ありません。ところが次にいきなり

まず第一に、英語は以前よりもより重要になっています。

内容云々抜きに、いきなりまず第一にって始まって、「オイオイどうした?」ってなりますよ。で、

まず第一に、英語は以前よりもより重要になっています。現在、私たちはインターネットなどを通じて他の国の人々と話すことができます。だから、私がアメリカの友達と話すのは簡単です。世界は小さくなりました。そして将来私たちは将来英語を使う多くの機会があるでしょう。

私がアメリカの友達と話すのが簡単と、私の話しをいきなりされても….。

早くに英語を学習することについてもう一つ良いことがあります。

ここで初めて、先程のFirstの文が、早くに英語を学習することの良い点だったということが分かります。

早くに英語を学習することについてもう一つ良いことがあります。英語には日本語にはない音を持っています。良い音を学ぶためには、私たちは多くの英単語を聞いて話す時間を持たなければなりません。それで私たちの英語が良くなるでしょう。

要するに早く勉強を始めればその分たくさんの時間英語を勉強するから、英語が良くなるでしょうと言いたいのでしょうか….。

受験生からしてみたら、いきなり「sound」とか訳わからない単語出てきてビックリするんじゃないかと思います。もと中3生が思いつくような、オーソドックスな理由で文を構成してあげれば、英語が苦手な子でも得点しやすかったのではないかと思います。来年度以降の改善を期待したいです。

[3]英文読解(会話文)

昨年度同様ボリュームアップした英文読解(会話文)です。

問1 適語・適文補充

問2 内容把握(選択肢は英語)

問3 Thatが指す具体的内容を英語で答える

問4 本文内容把握

問5 英作文

[4]英文読解(物語文)

「動物が人々の生活を変えることができる」というお話。内容はごくごく普通の文章。

設問中にも英文があるため英語が苦手な人にとっては悲鳴ものだったと思います。去年まであった日本語で答える問題も姿を消しています。

 

ついに英文和訳すら出題されなくなった英語。和訳はせんでいいから、英文ちゃんと理解してね、ちゃんと理解しているか確認するよ!! といった姿勢を感じ取ることができました。

 

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