H27年度 金沢大附属高校入試 問題分析ー社会編

金沢大附属校入試の問題分析シリーズ。今回は「社会」です。

これまで英語・数学・理科の3教科の入試問題の問題分析を行ってきました。こちらです。

英語

数学

理科

さて今回問題分析をする「社会」。附属高校入試の社会は「クセ」があるとよく言われていますね。いったいどういった問題が出題されているのでしょうか?それでは早速見ていきましょう。

金沢大附属高校「社会」の入試問題は、大問が6つ、小問数が39問(この小問数は問◯という「問」の数です。実際解答しなければならない問題数はもう少し多くなっています)

[1] 歴史総合問題(近代史より前) 配点30点

スーパーグローバル事業についての記述から問題が始まり、国連気候変動枠条約第19回締約国会議(COP19)の話も出てくるため、「公民」の問題かな?と思いきや、「歴史」の問題です。

問2 弥生時代 問3 平安時代 問4 鎌倉時代 問5 仏教に関する問題 問6 儒教・儒学に関する問題、問7 カトリック教会に関する問題 問8 鎖国下のヨーロッパ学問の輸入 問9 三味の伝来 問10 有田焼の技法が日本に伝来したきっかけとなった歴史的事件 問11 クリスマスについて

[2]歴史(近現代史) 配点12点

近代史家「坂野潤治」の近代史の流れの定義に基づいて問題が出題されています。問1は4つの出来事について、年代の古い順に並び替える問題、問2は時事問題的ですが、殖産興業+2014年に世界文化遺産に登録のキーワードから工場の名前を答える問題、問3 大日本帝国憲法の特色、問4は大正デモクラシーの時期と関係ないものを4つの選択肢から選ぶ問題、問5は大政翼賛会が作られた目的、問6は坂野潤治の時代区分についての問となっています。

[3]歴史(第一次世界大戦〜現代まで)+地理融合  配点12点

読売新聞の新聞記事の穴埋め問題。穴になっているのは、歴史の知識事項で簡単なものも多数含まれています。問2は地理の問題となっていますので、歴史と地理の融合問題とも言えるでしょう。

[4]時事問題 配点 19点

問題文にも「最近の時事問題について」とある通り、時事問題が集まった問題です。インフォームドコンセントとは何か?といった問題から、チリ産のワインの輸入が増加しているのはなぜか?といった問題、さらには軽減税率に関する問いなど様々な分野から時事問題が出題されています。

[5](日本)地理の問題 配点13点

地理といっても、国内の生鮮魚介類の消費傾向と産業構造の変化をテーマとした問題です。ぶりの消費量が増加した理由、マグロの消費量が減少している理由などを記述しなさいという問題が出題されています。

[6](世界)地理の問題 配点14点

世界各国の農業生産物と食文化に関する問題です。イモ類・小麦・こめなどの生産量第1位の国がどこかを答える問題や、多くの国で、主食の生産量が1位であることが多いのに、アメリカではとうもろこしが主食でないのはなぜかといった問題が出題されています。

以上が平成27年度金沢大附属高校入試「社会」の出題内容でした。

地理・歴史・公民からバランスよく出題されているというわけではなく、歴史が半分近く、残りを3:2の割合で地理:公民で構成されている感じですね。そして歴史もオーソドックスな出題ではなく、かなり癖のある問題です。きっと歴史に相当詳しい先生が作っているのです!きっと。過去問を数年間分解いて、しっかりと対策を練っておく必要があります。

ちなみに合格者平均点は過去3年間分の平均で62.8点となっています。

[4]の時事問題については、「時事問題」という問題集が書店で販売されていますから、そちらを購入してしっかりと対策をてってもらえればと思います。高校入試対応になっている時事問題集は、

学研の時事問題集です。
ただ、時事問題集については、中学受験用のものもかなりしっかりと作られていますので、上の問題集にこだわらなくても大丈夫かなと思います。
中学受験用の時事問題集としては、

日能研の「重大ニュース」

サピックスの重大ニュースがいいと思いますよ。サピックスの重大ニュースはまだ発売されていないようで、アマゾンで探しても出てきませんでした…。

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