新中学3年生 年間の学習スケジュールを意識しよう【中堅校・数学編】
新中学3年生の皆さんの今年1年間の学習スケジュールの全体像をイメージしてもらうための記事をアップしております。これまで附属高校や泉丘高校といった、上位校の受験を考えている方向けの記事をアップしてきました。今回は中堅校の受験を考えている方向けの記事をアップしてみようと思います。
適度な先取り学習を
実際の入試問題では、中3内容からの出題が多いです。例えば「関数」分野から出題される問題はたいてい2次関数から出題されています。また「図形」の証明問題などもほぼ相似という単元から出題されると言えます。これらの単元は中3の後半に学習する単元です。学校で習ってからでは、塾に通っている人と比べると、圧倒的に練習の時間が少なくなってしまいます。塾に通っていない人もできるだけ前倒し、前倒しして学習した方が良いでしょう。ただし、学校のテストも大切にしていく必要がありますので、「適度な」先取りを意識していきましょう。
【12月いっぱいを目安に】
中堅校の受験を考えている方は、12月いっぱいを目安に中3内容を一通り学習し終えるようなスケジュールを組んでいきましょう。そうすれば、年が明けた1月から過去問練習に取り組むことができますからね。
4月 展開・因数分解
5月 平方根
6月 2次方程式
7月 2次関数
9月 相似
10月 円
11月 三平方の定理
12月 三平方の定理・標本調査
このような流れが一つの目安です。先取り学習では、学校の教科書をベースに、必要であれば参考書で理解を補強していきましょう。参考書も色々ありますから、これ!と思ったものを併用されることをお勧めいたします。
ちなみに8月は中1・2年生の復習に重点的に取り組む時期ということで、先取り学習はいったんストップとしています。
12月いっぱいで一通りの学習を終えた後は、石川県の公立高校の過去問に取り組んでいきます。北國新聞社から毎年「石川県の高校入試」という本が出版されますので、そちらを購入し、過去問演習に取り組むことになります。
さくっと一年間の流れをご紹介するとこのような感じです。
中堅校の受験をお考えの方は参考にしてみてください!