2023 金沢大学附属高校 合格体験記 4【推薦】
私は、受験生活全体を振り返って、自信を持つことが大切だと思いました。
私は、中一の春、担任の先生から附属高校への推薦条件が記載された紙を配布された時から、推薦で附属高校に入ると決意していました。附属高校を志望したきっかけは、小6の時に行った附属高校の文化祭です。生徒全員が一丸となって、「文化祭」という大きなものを作り上げようと熱心に取り組む姿を見て、かっこいいなと思い、附属高校を志望しました。
推薦合格を目標にしていた私は、三年間二つのことを意識して過ごしました。
一つ目は単元テスト・実力テストで高得点を取ることです。単元テストの対策で使っていた教材は、iワーク・FD・学校のワークの3つです。まず、単元テストの範囲を授業よりも先取りしてiワークで予習します。そして、FDという量が多く少し難しめな問題に取り組みます。この教材は似たような問題が何回も繰り返し出題されるため深く学ことができるのでとてもおすすめです。学校で単元テストの範囲表が配られたら、その日からワークを終わらせることに専念し、一周終わったら2周目をやったりと繰り返し演習することを大事にしていました。実力テスト対策で使っていたのは、主にFDでした。実力テストは夏休み明けや冬休み明けにあったため、その休暇期間を使って全てのFDをやり遂げることを目標に頑張っていました。
二つ目は内申書対策として提出物を必ず提出し、生徒会活動などに参加することです。提出物は絶対に出しましょう。提出物を欠かさずに出すことは内申書対策の中でも一番大事だと思います。また、私は生徒会役員選挙や委員長面接に立候補したりと高い内心を得られるように頑張りました。そして、一年生の頃から英語のスピーチコンテストにチャレンジしたり、3年生では高峰賞に挑戦しました。
推薦を狙うのであれば三年間継続的にこの二つを続けるべきだと私は考えているので、推薦を視野に入れている人は、一年生の頃からこれらを意識して行動すべきだと思います。
苦手科目の対策としては、毎日少しでもいいから苦手科目に触れることを意識していました。
私は国語が大嫌いでした。特に漢字や四字熟語が苦手だったので、毎日5問は漢字の問題を解こうと決めて頑張っていました。短期間では効果がでず、もうやっても無駄だと思った時期もありましたがそれでも継続し続けました。すると、その後取り組んだ過去問でいつも以上に漢字の問題が正解していて、その時はとても嬉しかったです。この時、継続することの大切さを改めて知りました。
また部活は入るべきだと思います。部活を入った当初から、部活と勉強の両立に困ったことはありませんでした。むしろ、部活に入ったから勉強を頑張れたという感じです。私は一年生の頃から部活が終わって家に帰ってご飯を食べた後に10時まで塾で勉強するのがルーティンでした。周りに部活に入っていない友達もいたこともあり、「みんなについていけるように頑張ろう!」さらには「抜かしてやる!」という思いが強く、とても頑張れました。部活に入っていないのが悪いという訳ではないけれど、部活に入っていないと時間がたくさんあるため「少しぐらい休んでも」と自分に甘えてしまうと思います。時間があればあるほど頑張れる人は、入らなくてもいいかもしれないけど、長時間集中することが苦手な人は部活に入ることをお勧めします。
やる気やモチベーションを維持できたのは、友達のおかげです。私はとても負けず嫌いなので、友達が自分よりも同じ教材の先に行っているのを見ると「抜かされた!」と思い、その気持ちがやる気をアップさせてくれました。友達には感謝しています。
もちろん受験期には辛かったことがありました。私は過去問を解き始めてから、自分の得意科目でなかなか思うように点数を取れない時期があり、どの教科にも自信が持てなかったことがスランプでした。メンタルが弱かったため、時には家で泣くことも多々ありました(笑)。これを乗り越えるためにまずは間違えた問題を次は解けるように納得がいくまで見直すことを頑張りました。少しでも疑問があれば質問することを心がけ、しっかりと定着させることができました。自分が完璧に納得できることが爽快で、いつの間にかスランプが消えていた感じです(笑)。必ず思うように点数を取れない期間が来ると思いますが、そこで頑張れるかどうかが大事だと思います。
次の受験生へ。過去問を解く時期になると毎日難しいテストを何個も受けなければならないため、嫌で嫌で仕方がないと思うこともあると思いますが、そこで逃げ出さずにいい結果を掴んでください。