2023年度(令和5年度)第1回金沢市統一テスト分析|平均点239点・5教科の出題傾向
2023年度(令和5年度)の第1回金沢市統一テストは、5教科合計の金沢市平均が239点でした。1教科あたりの平均は47.8点です。
教科別では、国語45点、社会50点、数学52点、理科47点、英語46点でした。数学のみ50点を上回り、社会が50点、国語・英語・理科は50点を下回っています。
5教科合計239点は、2017年から2025年までの第1回平均点の中で最も低い点数です。過去問を解いた結果を評価するときは、得点そのものだけでなく、市平均との差を見る必要があります。
この記事では、2023年度第1回の問題をもとに、5教科の出題傾向と復習のポイントを整理します。
2023年度第1回の平均点
| 教科 | 金沢市平均点 |
|---|---|
| 国語 | 45点 |
| 社会 | 50点 |
| 数学 | 52点 |
| 理科 | 47点 |
| 英語 | 46点 |
| 5教科合計 | 239点 |
2023年度の平均点239点は、前年の2022年度264点から25点下がっています。年度によって問題の難易度が変わるため、たとえば300点を取った場合でも、平均点との差は2022年度ならプラス36点、2023年度ならプラス61点です。
2023年度では、300点なら平均プラス61点、350点ならプラス111点、400点ならプラス161点です。志望校との距離を考えるときは、この平均との差に加えて、得点分布、石川県総合模試、内申点を合わせて判断してください。
英語|長文と資料を読み、必要な情報を素早く探す
英語の平均点は46点でした。
リスニング、対話文、長文読解、資料を伴う英文読解などが出題されています。単語や文法の知識だけでなく、まとまった英文から必要な情報を探し、設問の条件に合わせて答える力が必要です。
長文問題では、本文を最初からすべて日本語に直そうとすると時間が不足しやすくなります。設問で問われている内容を確認し、人物、時刻、場所、理由、数値などの手掛かりを使って根拠を探す読み方が重要です。
英語の復習ポイント
- リスニングは、聞き取れなかった箇所を英文と音声で確認する
- 長文は、正解の根拠となる文に印を付ける
- 語彙、文法・構文、内容理解、時間不足に分けて失点原因を整理する
- 表やグラフを伴う問題では、単位と比較対象を先に確認する
数学|基本計算から関数・確率・方程式・図形まで幅広く出題
数学の平均点は52点で、5教科の中では最も高い結果でした。
大問1では、式の計算、2次方程式、関数y=ax2、角度、箱ひげ図などの基本問題が出題されています。その後は、関数y=ax2、確率、割合を利用した方程式、平行四辺形、数の規則性、円柱、正方形や半円を素材にした図形問題へと進みます。
後半の図形問題では、図から条件を読み取り、合同や図形の性質、面積・体積の考え方を組み合わせる必要があります。数学の平均点は他教科より高いものの、基本問題での計算ミスや、後半での条件整理不足が得点差につながります。
数学の復習ポイント
- 大問1は途中式を確認し、解き直しで満点を目指す
- 関数は、式・グラフ・座標・面積のつながりを整理する
- 確率は、起こり得る場合を重複なく書き出す
- 文章題は、数量と割合の関係を表や式に整理する
- 円柱の体積や水位変化は、底面積と高さの関係を確認する
- 図形の証明は、仮定・結論・使用する性質を分けて書く
国語|本文量と記述問題への対応が必要
国語の平均点は45点で、5教科の中で最も低い結果でした。
言葉に関する基礎問題、文学的文章、説明的文章、古典などが出題されています。本文を読むだけでなく、選択肢、抜き出し、記述など異なる形式の設問へ時間内に対応する必要があります。
記述問題では、本文中の言葉を使っていても、設問が求める理由や条件が欠けると得点になりません。答え合わせでは、模範解答を書き写すだけでなく、自分の答案に何が不足していたかを確認してください。
国語の復習ポイント
- 設問が理由・内容・心情のどれを求めているか確認する
- 記述は、必要な要素と字数条件を分けて確認する
- 選択肢問題は、本文と一致しない部分を説明する
- 古典は、人物関係と出来事の順序を整理する
- 漢字・語句は間違えたものを短期間で反復する
理科|4分野の知識を実験・図・グラフと結び付ける
理科の平均点は47点でした。
生物では植物や遺伝、人体、化学では気体や水溶液、物理では電気・音・運動、地学では地層や天気など、複数分野から出題されています。用語を覚えているだけではなく、実験結果や図、表、グラフを使って考える問題が含まれています。
特に実験問題では、実験の目的、変える条件、そろえる条件、観察された結果を順番に整理することが重要です。計算問題では、公式を覚えるだけでなく、単位と数量の関係を確認する必要があります。
理科の復習ポイント
- 知識問題と、実験・計算・記述問題を分けて復習する
- グラフは縦軸・横軸・単位を確認してから読む
- 化学反応は、実験操作と結果の理由を結び付ける
- 電気や運動は、回路図や力の向きを図に書き込む
- 生物・地学は、図や資料を見ながら説明できる状態にする
社会|世界地理・日本地理・歴史・公民を資料から判断する
社会の平均点は50点でした。
世界地理では世界地図、各地域の人口・産業・貿易、日本地理では地形、気候、農業、工業などが扱われています。歴史では古代から近現代までの出来事、公民では日本国憲法や人権、政治・社会の仕組みなどが出題されています。
地図、統計、年表、写真、文章資料を組み合わせた問題が多く、用語を覚えるだけでは十分ではありません。資料のどの部分から地域、時代、制度を判断できるのかを説明できるようにすることが重要です。
社会の復習ポイント
- 地理は、国・地域と産業、気候、人口を関連付ける
- 日本地理は、地方・都道府県と農業・工業の特色を整理する
- 歴史は、出来事の前後関係とテーマ史の両方で復習する
- 公民は、制度名だけでなく目的と役割を確認する
- 記述問題は、資料中の数値や変化を根拠として使う
2023年度の結果から分かること
2023年度は5教科合計239点で、2017年以降の第1回では最も低い平均点でした。国語45点、英語46点、理科47点と、3教科が40点台になっています。
一方で、数学は52点、社会は50点でした。ただし、どちらも基本知識だけで解ける問題ばかりではありません。数学では関数や図形の条件整理、社会では地図・統計・年表などの資料読解が必要です。
テスト後は、次の4点に分けて失点を確認しましょう。
- 基本問題で落とした点数
- 時間があれば解けた問題の点数
- 記述・証明で不足していた要素
- 未習得または忘れていた単元
この4つに分けると、次の統一テストや高校入試に向けて優先すべき学習が見えやすくなります。
志望校の目安は平均点との差で考える
2023年度の5教科平均は239点です。学習サークル ザワナビで使用している目安を機械的に当てはめると、金沢泉丘高校普通科は、合格有望が390点前後、受験妥当が370点前後、チャレンジが340点前後となります。
| 目安 | 計算 | 2023年度の得点目安 |
|---|---|---|
| 合格有望 | 239+151 | 390点前後 |
| 受験妥当 | 239+131 | 370点前後 |
| チャレンジ | 239+101 | 340点前後 |
ただし、これは平均点との差を理解するための参考値です。合格を保証するものではなく、当該年度の得点分布、内申点、石川県総合模試などを合わせて判断する必要があります。
高校別の目標点の見方は、総合記事「金沢市統一テスト対策まとめ」で詳しく解説しています。
ザワナビで金沢市統一テスト対策を進める
金沢市統一テストでは、過去問を解いて点数を確認するだけでなく、間違えた問題を単元別に整理し、次のテストや高校入試に向けた学習へつなげることが大切です。
学習サークル ザワナビでは、統一テストの結果や志望校、現在の学習状況を確認したうえで、一人ひとりに必要な学習内容を整理します。過去問の解き直しや苦手単元の復習、石川県公立高校入試に向けた学習計画についてもご相談いただけます。
「今の点数で志望校を目指せるか知りたい」「次の統一テストまでに何を優先すればよいか分からない」という方は、お気軽にお問い合わせください。
まとめ
2023年度第1回金沢市統一テストの金沢市平均は239点でした。
- 国語45点
- 社会50点
- 数学52点
- 理科47点
- 英語46点
過去問を解いた後は点数だけを記録せず、失点を「知識」「考え方」「読み違い」「時間」に分け、次に同じ形式が出たときに得点できる状態まで解き直しましょう。
