勉強しているのに点数が上がらない原因は「確認不足」かもしれない
「テスト前に勉強していたのに、思ったより点数が取れなかった」
中間テスト後、こう感じる中学生は一定数います。保護者の方から見ても、本人がまったく勉強していなかったわけではない。机には向かっていたし、学校ワークも進めていた。それなのに結果が出ない。
この場合、原因は「勉強時間が少なかった」だけとは限りません。
勉強しているのに点数が上がらないときは、「確認不足」が起きていないかを見直す必要があります。
確認不足とは何か
確認不足とは、勉強した内容が本当に自力で使える状態になっているかを確かめないまま、テスト本番を迎えてしまうことです。
たとえば、次のような状態です。
- ワークを1回解いて終わっている
- 丸付けはしたが、間違えた問題を解き直していない
- 解説を読んで「わかった」で終わっている
- 英単語や漢字を見て覚えたつもりになっている
- 数学の解き方を見ればわかるが、自力では解けない
これらは、勉強していないわけではありません。むしろ、本人としては頑張っている感覚があります。
ただし、テストで必要なのは「見ればわかる」ではなく、「何も見ずにできる」です。
「ワークを終わらせた」と「点数が取れる」は違う
定期テスト前、多くの中学生は学校ワークや提出物に取り組みます。これはとても大切です。
しかし、ワークを終わらせることと、テストで点数を取れることは同じではありません。
ワークを終わらせる段階では、次のようなことが起きやすいです。
| 状態 | テストで起きること |
|---|---|
| 答えを見ながら理解した | 自力で解くと手が止まる |
| 1回だけ解いた | 数日後に忘れている |
| 丸付けだけした | 同じ間違いを繰り返す |
| 得意な問題ばかり解いた | 苦手単元が残る |
点数につなげるには、ワークを終わらせたあとに「できるか確認する時間」が必要です。
点数が上がらない生徒に起きやすい3つのズレ
1. 勉強した量と、点数になる量がズレている
ノートまとめや教科書読みをたくさんしても、それだけでは点数につながりにくいことがあります。
テストでは、覚えた知識を使って問題を解く必要があります。つまり、インプットだけでなくアウトプットが必要です。
「たくさん書いた」「長時間机に向かった」ではなく、「何も見ずに解ける問題が増えたか」を確認しましょう。
2. わかった内容と、できる内容がズレている
授業中に理解できた。解説を読んだらわかった。先生や友達に聞いたら納得できた。
ここまでは大切なステップです。ただし、そのあとに自分で解き直さなければ、テスト本番で使える力にはなりにくいです。
特に数学や英語では、「わかる」と「できる」の差が点数に出やすくなります。
3. 優先順位と、実際の勉強時間がズレている
苦手な教科ほど後回しになることがあります。
また、提出物に追われて、点数を上げるための確認ができないままテストを迎えることもあります。
勉強しているのに点数が上がらない場合は、「本当に点数につながる部分に時間を使えていたか」を見直す必要があります。
確認不足を防ぐためにやること
1. 間違えた問題に印をつける
まずは、間違えた問題や不安な問題に印をつけましょう。
すべてを何度も解き直す必要はありません。優先すべきなのは、間違えた問題と、解けたけれど自信がない問題です。
2. 何も見ずにもう一度解く
解説を読んで終わりにせず、何も見ずにもう一度解きます。
このときに解けなければ、まだ「できる」にはなっていません。
3. 数日後にもう一度確認する
その日に解けても、数日後に忘れていることがあります。
定期テストでは、テスト直前に詰め込むだけでは範囲全体をカバーしきれません。数日後にもう一度確認することで、定着しているかが見えてきます。
4. 小さな確認テストを入れる
確認不足を防ぐには、小さなテスト形式で確認するのが効果的です。
英単語なら、見て覚えるだけでなく書けるか確認する。数学なら、似た問題を時間を決めて解く。理科・社会なら、用語を説明できるか確認する。
ザワナビでは、確認テストは週1回を基本にしています。理解の抜けを見つけ、その結果をもとに次にやることを見直します。
保護者が見るべきポイント
保護者の方は、「勉強していたかどうか」だけでなく、「確認までできていたか」を見てみてください。
確認したいのは、次のような点です。
- ワークをいつ終わらせたか
- 間違えた問題を解き直したか
- 何も見ずに解けるか確認したか
- 暗記を自分でテストしたか
- 苦手教科を後回しにしていないか
本人が頑張っているのに点数が上がらない場合、努力の方向が少しずれているだけかもしれません。
期末テスト前は、確認の時間を先に確保する
金沢市・石川県の中学校では、1学期期末テストが6月末から7月頭に行われる学校が多く、中間テストから期末テストまでの間隔が短くなりやすいです。
そのため、期末前には「試験範囲が終わらない」と焦る生徒が出やすくなります。
この時期に大切なのは、勉強内容を増やしすぎることではありません。確認する時間を先に確保することです。
学校ワークを終わらせる日、間違えた問題を解き直す日、確認テストをする日を分けて考えると、点数につながる勉強になりやすくなります。
勉強しているのに点数が上がらないときは、本人の努力不足と決めつける前に、確認の仕方を見直すことが大切です。
ザワナビでは、週1回の確認テストを基本に、理解の抜けを見つけながら、次にやることを毎週見直します。定期テストまでの日数と現状を踏まえて、教科ごとの重みづけも調整します。
「勉強しているのに結果が出ない」「何を直せば点数につながるのかわからない」という場合は、一度ご相談ください。
Q1. 勉強しているのに点数が上がらないのはなぜですか?
A. 勉強量だけでなく、確認不足が原因の場合があります。ワークを終わらせただけで、自力で解けるかを確認していないと、テスト本番で点数につながりにくくなります。
Q2. 確認テストはどのくらいの頻度で行うとよいですか?
A. 目安としては週1回でも効果があります。大切なのは、確認結果をもとに次にやることを見直すことです。
Q3. ワークは何周すればよいですか?
A. 何周するかよりも、間違えた問題を自力で解けるようにすることが大切です。正解できる問題を何度も解くより、不安な問題を絞って確認しましょう。
Q4. 保護者はどこを確認すればよいですか?
A. 勉強時間だけでなく、間違えた問題を解き直しているか、何も見ずに解けるか確認しているかを見るとよいです。
