石川県 基礎学力調査って?!
4月18日に実施される石川県基礎学力調査。最近は「学力調査」と呼ばれるものがいくつもあり、「??」となっている方も少なくないのではないでしょうか。そこで、本日はこの石川県基礎学力調査がどういったものなのか?!石川県教育委員会が作成している昨年度の調査結果から少し紹介してみようと思います。
石川県基礎学力調査の概要
この調査は石川県教育委員会が実施しています。基礎的な知識・技能や活用力の定着状況と学習・生活状況を把握することが目的です。対象は小4・6と中3で、昨年度の調査では、小学校4年生が9,404人、小学校6年生が10,292人、中学校3年生が10,392人参加しています。それぞれの学年で調査の対象となる科目が異なります。
小学4年生 国語・算数
小学6年生 社会
中学3年生 英語・社会
このような科目となっています。それぞれの前の学年までに学習した内容がテスト範囲となっています。どういった問題が出題されたのか?!
簡単にご紹介しましょう。
【小学校4年生】
国語:
説明文読解、国語辞書の使い方、接続詞、俳句の季節、筆順(耳)、ローマ字、漢字の書き取り(「しんせつ」「ととのえる」「えんそく」「重ねる」「緑茶」「野外」等
算数:
計算(くり上がり、繰り下がり、少数、あまりのあるわり算、整数ー分数など)、数直線上に表示された分数の大きさ、数量関係、量の単位、作図、規則性、直方体の辺と球体の直径等
【小学6年生】
社会:
地域学習(石川県の自然・産業・気候、浄水場の働き、火事がおきたときの連絡先・協力機関、住宅用火災警報機の役割)、産業と国土(世界の中の日本の位置、日本の領域、気候と産業、沖合漁業、魚の価格と費用の関係、栽培漁業)、メディアの特色と情報の有効な活用
【中学3年生】
社会
世界地理:三大洋・六大陸・本初子午線の位置、時差の計算、ブラジルなど
日本地理:海流、東北地方、フォッサマグナ、日本の気候の特色・産業の特色(中部)など
歴史分野:
人物名、縄文時代・平安時代、鎌倉時代(ご恩と奉公)、時代の流れ、豊臣秀吉の統一事業、富国強兵、国会開設、時代の流れ(日清・日露戦争)
英語
リスニング、読解、書くこと(接続詞、動名詞、前置詞句の後置修飾を用いた英文の語順)など
詳細は、こちらからダウンロードすることができます。
この調査のために事前に何かしらの対策をとる必要はないと思います。今のその状態でテストに取り組むことで、実態を反映した調査となるのではないかと思います。
ちなみに、今年の調査では、対象となる科目数が増加するようです。
小学4年生:算数・国語
小学6年生:社会・理科
中学3年生:社会・理科・英語