【徹底分析】H26年度 第1回 金沢市統一テスト ー理科編ー
金沢市統一テストの出題内容を徹底的に分析していく【徹底分析シリーズ】。今回はH26年度 第1回金沢市統一テストの理科を取り上げます。統一テストの過去問に取り組まれている受験生の皆さんは、ぜひ過去問に取り組んでから、ご一読いただければと思います。
金沢市平均は47点
H26年度第1回金沢市統一テストの理科の平均点は47点でした。これはその前の年であるH25年度と比較すると若干の上昇は見られますが、平均が50点を切る難しいテストとだったと言えます。それでは具体的な出題内容を見ていきましょう。
※以下の文章内の配点は推測です。手元にある解答には配点が載っていませんでしたが、問題数を数えますとちょうど50問ありましたので、各2点としています。
[1] 小問集合
問1 (1)〜(3) 電流 各2点 ×3 =6点
問2 (1)(2) 水溶液とイオン 各2点×2=4点
問3 ①〜③ 動物のからだのつくりとはたらき 各2点×3=6点
例年[1]は小問集合となっており、各分野から少しずつ問題が出題されています。
[2] 植物の世界
蒸散に関する典型問題。一度は同じような問題を解いたことがある!という受験生が大半なのではないでしょうか。これは確実に満点を狙っていきたいレベルです。予想配点は、各2点×5=10点
[3] 火山と地震
この問題もどこかの問題集で見たことのあるような問題ではあります。しかし受験生の中で、この単元を苦手単元としている方は珍しくありませんので、完答できた方は意外と少なかったのではないかと思います。予想配点は各2点×6=12点です。
[4] 力と圧力
浮力に関する問題です。問4の問題は難しいと感じた方も多かったのではないかと思います。予想配点は各2点×5=10点
[5] 天気の変化
これもまたよく見る出題形式の問題です。出題されている内容自体は基礎・標準的な内容ではありますが、天気を苦手としている方も少なくありませんから、完答できた方はそこまでいなかったのではないかと思います。予想配点は、各2点×5=10点。
[6] 力と運動
力のつり合いと合成・分解から中心に出題されています。計算問題、作図問題と出題形式のバリエーションが豊富とても豊富な内容となっています。予想配点は各2点×5=10点
[7] 物質のすがたと水溶液
密度を求める計算問題に加えて、実験用具の使い方・見方に関する問題が出題されています。実験器具の使い方に関する出題はよく見られますので、しっかりと確認しておく必要があります。予想配点は各2点×6=12点です。
[8] 生命のつながり
遺伝に関する問題。メンデルの名前を答えさす問題からはじまり、優性形質・劣性形質を答える問題まで。これはよく見る形の問題だったのではないでしょうか。予想配点は各2点×5=10点です。
[9] 物質の成り立ち
5問のうち記述問題が2問、計算問題が2問。後半の計算問題で苦戦した方も少なくなかったのではないかと思います。予想配点は各2点×5=10点
理科の対策を考える
H26年の第1回金沢市統一テストは大問9個、小問数 約50個で構成されています。テストの制限時間は50分ですので、見直しの時間を考慮すると、1問1分かけられない計算となります。スピーディーに問題に取り組む必要があるでしょう。
平均点は低いですが、特異な問題はあまり出題されていません。出題されている問題のほとんどは、どこかの問題集で見たことのあるような問題ばかりです。したがって、ご自分が使っている問題集でしっかりと学習しておけば十分対応できるものです。
ところで、この年の出題された内容と配点をもとに、学年ごとの出題比率を求めると次のようになります。
- 中学1年生 内容 44%
- 中学2年生 内容 32%
- 中学3年生 内容 24%
中学1・2年生の学習内容から約8割出題されていることがわかります。統一テストの理科の対策何しようかな?と思っているそこのあなた!一目瞭然ですね♬
さらに出題形式ごとに出題内容を整理してみます。。
記述問題、作図問題、計算問題、選択問題、知識問題の5つにグループ分けして、配点からその比率を算出してみました。
記述問題の多さが指摘されていますが、全体の約半分は単純知識を問う問題となっています。また選択肢問題自体も、聞かれている内容自体は知識事項の確認という問題もありますので、記述問題!記述問題!と焦る前に、しっかりと知識事項を頭に入れていくことが必要です。また、計算問題が比較的多いですから、集中的に練習しておくとよいと思います。
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