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2019年度 石川県公立高校入試「数学」出題内容分析

  
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2019年度 石川県公立高校入試「数学」出題内容分析

2019年度 石川県公立高校入試「数学」の出題内容を詳細に分析していきます。今後の学習の参考にしてください。

例年通りの出題。難易度の大きな変動もなし

平成31年度 石川県公立高校入試「数学」は例年通り大問ベースで7問の出題となっております。難易度も例年通りといった所です。

それでは細かい出題内容を確認していきましょう。

[1] 小問集合

石川県公立高校入試「数学」で点数を取るために、何としても落としたくないのが[1]の問題。平成31年度入試では全9問出題され、配点は30点となっています。

(1)の計算問題は毎年出題されるパターンが固定化しているので、しっかりと対策をして全部正解するつもりで取り組んでください。

ア:正負の数の加減計算(毎年減法が出題されています)

イ:正負の数の四則混合計算(基本的には四則混合計算が出題され、累乗計算が含まれます)

ウ:単項式の乗除計算

エ:多項式の加減計算(分数の形で出題され、減法が出題されてます)

オ:平方根の計算(加減計算が出題され、必ず有理化やルートの変形を伴うものが出題されています)

(2) 2次方程式の計算(解の公式を利用する問題は過去にも結構出題されています)

(3) 確率

(4) 2次関数の変域(単純に代入するだけじゃダメなパターンですが、基礎的な問題)

(5) 資料の分析と活用(昨年同様、答えのみ解答する形式。おそらくこの形式が定着すると思われます)。

[2] 規則性

図形上を反対側に動く2点があり、その2点が出会う回数の規則について考えさせ、その考え方を記述させる問題。

(1)は落としてはいけない問題。

(2)は最初に出会ってから12m動くごとに出会う規則がわかれば基礎的な等差数列の問題

[3] 1次関数の利用

水道料金の変化を題材にした問題。携帯電話料金や水道料金を題材にしたこの手のパターンは、よく問題集でも目にするカタチ。

しっかりとこれらの問題パターンの練習を積んできた受験生にとっては、特にビビる必要もない問題だったのではないでしょうか?

(1)は落としてはいけない問題

(2)も基本的な問題ですが、計算に用いる数字が大きい数字のため、計算ミスをしないかがポイントとなります。

(3)は初見ではなかなか難しい問題。

過去に同じような問題を解いたことがあれば、こういった聞かれた方とその対処法がサッと思いついたのではないかと思います。

その場合は、記述もしっかりと書き上げられたのではないかと思います。

逆に対処法がサッと思いつかなかった生徒にはちょっとこの問題はキツかったかもしれません。

その場合は潔くトバスのが正解です。

[4] 連立方程式の利用

毎年出題されている連立方程式の利用に関する問題。配点10点ですから、絶対落としたくない問題ですね。今年は簡単な問題だったので、正解できた人は少なくなかったのではないかと思います。

[5] 平面図形(作図)

こちらも毎年出題される平面図形(作図)の問題。配点8点ですから、しっかりと正解していきたいのですが、、今年はちょっと難しい問題だったので、正解できなかった受験生も少なくなかったと思います。

①の条件は処理できても、②をどうすれば良いか思いつかなかったかもしれませんね。

「直径」+「円」と来たときに、円周角の定理の90度が思いつくかどうかが勝負の分かれ目でした。

[6] 平面図形の応用

石川県の高校入試問題は例年ここから難しくなっていきます。

泉丘高校などの上位校を受験する人は果敢にこれらの問題に挑戦しなければいけませんが、中堅校やそれ以下の高校を受験する受験生は、ここから先は深追いする必要はありません

解けなくても合格点に達することができますからね。

(1) これは基本的な求角の問題。ここで確実に3点はゲットしたい所です。

(2) 相似の証明問題。これはそんなに難しくないです。中堅校以上を受験する生徒は正解したい問題です。

(3) 「長さが最短となる」系の問題はよく出題され、解法としてどちらかの点を対象移動させることまで覚えている人は少なくないと思います。

が、この問題は単純に対称移動させて解けばいいんでしょ!という生徒がことごとく間違えることになる仕様になっています。そういう意味では難問ですね。

[7] 空間図形の応用

最後は例のごとく立体図形です。立体図形の問題は正直難しい問題が多いので、最初からほぼ捨ててしまっても良いかなと思うほどです。

(1) 毎年立体の見方と調べ方からの出題があります。平行・垂直・ねじれの位置関係をしっかり復習し、確実に3点をゲットしたいところ。

(2) そもそも立体の切断に慣れていない受験生も多いので、「切り口」となった時点でお手上げの人もいたかもしれません。別に解けなくても大丈夫です。ただ、立体の切断にある程度慣れている人にとっては、この問題そこまで難しくないはず。よくある切断面です。

(3) 最後はもう1度切断した立体の求積。難問です。

以上平成31年度石川県公立高校入試「数学」の出題内容の分析でした。

やっぱり石川県の数学問題は「骨」がありますねー

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