算数は計算に始まり計算に終わる
本日は小学生のお勉強に関する記事です。
テーマは「算数」
算数の勉強というとどういった内容をイメージするでしょうか?苦手な子が多い文章題の問題?見るのもイヤと思う人さえいる図形の問題?いろいろだと思います。今のこの質問に対して「計算」を思い浮かべた人はどれくらいいるでしょうか?ほとんどいないと思います。
これは至極当然で、皆さんが取り組まなければならない問題の大半が、上記のような文章題、そして図形の問題だからです。実際の入試問題を見ても、計算問題はごく僅かで、残りはすべてこれらの問題で構成されています。
しかし実は大切なことがあります。これらの文章題や図形の問題も、解を得るために「計算」をしなければならないのです。仮に解き方がわかっていたとしても、正確に計算をして答えにたどり着けなければ×になってしまうのです。ですから「計算」を侮ってはいけないのです。
では、皆さんはこの「計算」にどのように取り組んでいるでしょうか?
毎日計算に取り組んでいますか?
中学受験を考えている方も、そうでない方も、「計算問題」は毎日必ず取り組む。これを決まりごとにすることをオススメいたします。そんなたくさんの問題に取り組む必要はありませんが、必ず毎日、時間を計って取り組む。計算を1日サボると3日分計算力が後退するなどと言われている通り、毎日取り組むことで計算力を強化することができます。これは中学受験生にとってマストなことなのだとご理解いただけるかと思います。非受験生にとっても、毎日必ず課題に取り組むことで、学習の習慣をしっかりと身につけることができます。この習慣ができているかできていないかは中学に入学後ものすごく大切になります。
想像してみてください。小学校時代ですら毎日勉強するという習慣がついていない子が、中学生になって毎日勉強に向かうことができるでしょうか?部活動もはじまって忙しくなるのに、ただでさえ習慣のない子が、毎日しっかりと学習に取り組めるわけがありません。だからこそ、小学校時代、それもできるだけ早い時期から、この毎日計算に取り組むという課題を与えてあげて欲しいと思います。
計算のみのテキストも市販されていますね。有名所で言うと「計算マスター」シリーズでしょうか。1日3問のみの構成で、1年間分がテキストになっているものです。こういった教材を用いて、毎日の計算トレーニングに取り組んでみるといいと思います。
なお、この計算マスターシリーズはちょっと難しいです。特に5年生以降は受験生でもキツイですし、分数のかけ算・わり算まで学習しておかないと解けません。1学年落として購入されるとよろしいかと思います。5年生ならば計算マスターシリーズの4年生といった具合です。中学受験をされる方でも、県内の中学校の入試問題の難易度を考慮すると、1学年落としでも大丈夫かなと思います。首都圏や関西圏の中学受験をされる方は、そのような事は言ってられません….。