数学は暗記科目だ?!
数学が苦手という方は少なくありません。計算問題ならまだしも、文章題や図形の問題は、どうやって考えていけばいいのか分からなくなってお手上げになってしまっているという人もいることでしょう。そうい方は数学という科目への考え方をちょっと変えてみるといいかもしれません。本日はそんなお話を。
数学はセンス無用
今もし数学が苦手で、数学の苦手克服のためには、いろいろな問題に取り組み、自力で解いていくことで、少しずつ数学的なセンスを磨いていくことが必要だと考えている方は、まずその考え方を転換してみると良いと思います。
数学ができるようになるために必要なことは、一生懸命「考える」ことではなく、解法を「暗記」することなのです。暗記?!と言われて驚かれるかもしれませんが、数学は社会や理科と同様暗記科目なのです!数学を得意にしていく秘訣は、「解法パターンの暗記」にあります。思考力を問う問題が近年増えつつあるとはいえ、入試問題を見ても、ほとんどの問題は参考書や問題集に載っている問題のどれかと解き方のパターンが同じです。超難問と言われている問題ですら、この解法パターンをいくつか組み合わせたものに過ぎません。だから、数学を得意にするために、どんどん解法パターンを暗記していく勉強法を採用してみると良いでしょう。
例えば、書店で販売されている問題集で「チャート式」という有名な問題集があります。仮にこのようなタイプの問題集を使って勉強されているとしたら、次のように勉強していけば良いのです。
1. まず自力で問題を解く → 解けたら◯つけ
2. 5分考えても解法が思いつかない → あきらめる
この「あきらめ」が大切です。5分以上あれやこれやと考えるのは時間の無駄です。分からなければ、すぐに答えを見て、解法のパターンを暗記してしまいましょう。
これが正しい学習の流れです。
毎日の学習では、この解法パターンのストックをどんどん増やしていくことを意識して問題集に取り組んでもらえればと思います。