附属・泉丘・小松高 突破模試って?!
本日の北國新聞のテレビ欄の下にこんな大きな広告が。
そう!附属・泉丘・小松高突破模試。
この模擬試験前まえから気になっていました。進学校受験する生徒に限定した模擬試験のようです。突破模試の特徴は次の通りです(HP参照)
1)記述式問題の添削指導つき
2)県下No.1を目指す人のオープン模試
3)「入試突破説明会」の同日開催
4)「見直し学習会」参加者に正答率別学習法を指導
この中で1)の記述式問題の添削指導が無料で受けられるのはすごいですよね。第三者が自分の答案をどう評価するのか、そしてどう改善すればより完成度の高い答案となるのかの添削指導を受けられるのは貴重です。ただし注意が必要なのは、すべての科目が添削指導の対象ではないとのことです。ホームページからの情報を引用しますと、添削指導対象は以下の通りです。
【中学3年生】
国語:課題作文 理科:長文記述問題 社会:長文記述問題
【中学2年生】
国語:課題作文
添削領域がさらに広がると、より素晴らしくなりそうですね。
ホームページに記載されている残りの特徴は、他の無料模試でもよく見られるものですが、4)の正答率別学習法の指導は興味ありますね。県下最大規模の石川県総合模試は、大問別の平均点が示されるものの、一問一問ごとの正答率や誤答率・無答率が公表されていません。この点は、突破模試が他模試よりも優れている点と言えるかもしれません。(実際どのような形で情報提供されるのかは現時点では未確認ですが…)
さて良いとこばかりの感がある突破模試ですが、本日の新聞広告を見ると一点気になることが….。
それは受験者数です。
画像荒くて見ずらいのですが、
「昨年、難関高校を目指すのべ1,000人が受験した突破模試」
との記述が。これって中3と中2合わせた受験生なのでしょうか?
昨年までは年2回とかだったのでしょうか?記憶が定かでないのですが、仮に昨年も年3回実施していたとすると、1回あたり約334人。
附属高校・泉丘高校・小松高校の定員が附属120名+泉丘400名+小松320名=840名。
単純に考えるとカバー率は40%と多そうに見えます。ただ突破模試のQ&Aの記述にもある通り、突破模試の志望校判定の対象は、この3校以外にも二水、桜丘、錦丘、七尾、羽咋高校が含まれています。
例えば小松高校って二水高校と桜丘高校の上位ぐらいまでの受験者層と学力水準が被る学校です。さらに上記の通り志望校判定対象校が広いことを踏まえると、当然それらの学校を受験する受験者も含まれていると考えられます。となると、上記の40%という数字を額面通り受け取れないだろうなーと思います。本当に附属高校・泉丘高校・小松高校(この小松高校というのがややこしい。小松高校を含むなら、当然二水や桜丘も含まれてしまうので…)を受験する生徒がどれくらいいるのかが気になるところです。実質的に、二水・桜丘上位までの受験者層をカバーする模試と考えると、そのカバー率は20%。
この点はもう少ししっかりとした情報開示が期待されます。その点、石川県総合模試は、毎回各高校別の志望者数が具体的に数字として提供されますので、模擬試験の結果としての信頼性は高いですね。
いずれにせよ、新しい模擬試験である「突破模試」。まだ謎な部分は多いですが、今後も注目してみようと思います!
ザワナビ読者の方で、この模擬試験について何か知っている、問題持っているよ!っていう人いたら、こちらまでご連絡ください1