2023 石川県 東大・京大 合格者数の捉え方
本日石川県内の高校別の東京大学ならびに京都大学の合格者数(前期)が公表されました。
今回はこの数字をどう捉えるべきかについて簡単にご紹介します。
注目すべきは現役合格者数と割合
毎年発表されるこの合格者数は、東大・京大それぞれについて「現役合格者数」と「現役と浪人を合わせた合格者数」の2つの数値が発表されます。
注目するべきは、現役と浪人を合わせた合計数ではなく、現役合格者数です。
浪人生は、予備校等で一年受験勉強をして入試に臨みます。
既にこの一年間は学校からの指導から離れいるわけです。。したがって、各高校の進学実績を評価するためにこれらの数値に注目するとしたら、現役合格者数以外はありえません。
(冷静に考えて、塾の合格実績に一年前に通っていた生徒がプラスされているなんてあり得ないですし、そんなことをしようものなら大問題になるはずです)
また同時に単純に合格者数だけに注目するのも無意味です。
そもそも1学年の生徒数が違うわけですから、単純比較できるわけがないのです。
したがって、現役合格者数と、それがその学年の合計人数に対してどれくらいの割合なのかに注目していくのが正解です。
以上をもとに、石川県内の高校別の現役合格者数の評価をしていきましょう。
実際の卒業生数は定員と異なる可能性はありますが、合格者数が定員に占める割合をそれぞれ計算すると、1位が附属、2位が泉丘、そして小松・七尾が続く結果となっています。
数だけに注目する人が多いですが、その高校の指導成果の一つして合格実績を見るのであれば、人数よりも割合に注目する方が賢明でしょう。
いずれにせよ、東大・京大への現役合格を目指していく場合、各学校の上位10%以内に入っていかないといけないイメージであることには間違いなく、東大・京大入試で合格を勝ち取ることがいかに厳しいかを物語っているといえます。