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平成28年度公立高校入試【理科】出題内容分析

  
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平成28年度公立高校入試【理科】出題内容分析

先日実施された平成28年度公立高校入試。今年はどういった問題が出題されたのか。詳しく見ていこうと思っているシリーズの第二弾です。本日は理科編をお送りいたします。

全体的な難易度は少し易化したかも

まず問題の構成をおさえておきましょう。

[1] 小問集合

[2] 電流・磁界(中2)

[3] 物質の分解(中2)

[4] 植物の分類(中1)

[5] 天気(中2)

[6] 融合問題(中1・2)

という構成となっています。小問数は41問、そのうち、記述問題(説明を書かせる等)は4問、計算問題も4問、作図問題が2問出題されています。残りは記号を答えたり、用語を答えたりする問題がメインとなります。

今年の問題はその大半が中1〜中2の範囲より出題されています。

一方で[1]の小問集合は、

問1   中2「動物のからだのつくりと働き」から「血液」

問2 中3「水溶液とイオン」から「ph」「中和」

問3 中3「地球と宇宙」から「南中高度」

問4 中3 「仕事とエネルギー」から「力学的エネルギー保存の法則」など

と、中3からの出題が多くなっています。

ここできっとバランスをとったのでしょう。

学年ごとに出題された内容をまとめてみます。

スクリーンショット 2016-03-14 21.10.46

融合問題は、音の伝わり(中1)と人体(反射など・中2)からの出題でしたが、それ以外の問題は上記のように整理することができます。融合問題の配点16点を引いた、84点分に占める各学年ごとの比重は、中1 約20%、中2 約65%、中3は約14%となり、あらためて、中2からの出題が本当に多い年だったのだなと実感させられます。

ただ、受験生のなかには、中3生で学習する内容で苦手とする単元が多いという人も少なくありません。

そういった受験生にとっては、多少なりとも助かった….と思える出題だったかもしれません。

問題の設問自体は、標準的の問題で構成されており、全体の難易度という視点でこのテストを見てみると、例年通りか、例年よりも少し易化したと言えるかもしれませんね。

 

 

 

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