北海道大学 総合理系 現役合格
石川県の教育情報サイト「ザワナビ」がプロデュースし、2017年に開校した「学習サークル ザワナビ」。
その「学習サークル ザワナビ」の1期生が今年度大学受験へ挑み、京都大学医学部医学科 現役合格をはじめ、難関国公立大学に3人に2人が現役合格するという高い成果を生み出しました。
今回は本サイトをご覧いただいている読者の方のために、「学習サークル ザワナビ」の生徒のみに公開されていた合格体験記の一部をご紹介。
自分の学習法等をブラッシュアップするヒントがきっとあるはずです!!
苦手科目は克服しない!!
合格がわかった時は、素直に嬉しかったです。
やっとこの受験という蟻地獄から抜け出せるという安堵の気持ちが大きかったです。
正直な話、あまり自信もなかったので、自分としても、合格は意外な結果でした。
合格が意外であった理由に、共通テストでの大幅なミスや、二次試験でのケアレスミスがあります。
共通テストでは理数科目で九割を越えたものの、英国社で6割程度しか得点率をマーク出来なかった為に、8割には到達することができませんでした。その上二次試験では、易化した数学を相手に30分見直しの時間を作ったものの、ケアレスミスが多く残っていることに気づかずにいました。そのため、実際の試験の出来具合は合格の基準に達していないと思っていましたが、蓋を開けてみれば、女神が微笑んでいました。
私がこの大学を志望した理由としましては、最初は楽観的に北海道に住みたいという気持ちだけでした。
ただ、北大のシステム上、一年時は学部を選択しなくてよいということを知りました。
夢のない私からすると、この一年は、夢を選択する猶予として活用できるのではないかと思い、この大学を本格的に志望しました。
苦手科目等は、特別克服するようなことはしませんでした。
二次試験で必要な科目ではない上、正直、力を入れたところで伸びると思わなかったというのが理由としてあります。
その分、二次試験でも必要な英語、数学、化学、物理はより一層力を入れました。
英語はひたすらに鉄壁を読みました。
これは相当大きかったです。
単語さえわかってしまえば何となく文章は理解できるようになっていったので、これは正解だったと思います。
初めは単語を覚えるときに書き殴って覚えていたのですが、時間を消費が激しいことに気づき、赤シートを用いた読んで覚える方法にシフトしました。
どうしても眠くなってしまうのが欠点でしたが、いつでもできることだったというのが利点だったと思います。
スタディサプリで神授業も受けました。
役に立ったのかはよくわかりませんでしたが、結構楽しかったというふうに認識しています。
数学は青チャートをやりたくなかったので、サクシードと一対一対応を使いました。サクシードで基礎だけ完璧に抑えて、一対一で応用するという勉強法です。
化学はリードαと重問を使いました。物理は良問の風を使いました。
これらについては、スタディサプリの授業を受けて、その確かめとして問題集に取り組むという感覚でやりました。
なのでこの2科目においては、勉強の主体はスタディサプリでした。
学校の授業は聞いていても眠くなったのであまり集中できない上、その範囲の授業は一度切りしか受けられません。
ただ、スタディサプリの映像授業は好きな範囲を好きな時間に見ることができたので、とても楽に勉強が進みました。私は、理論、有機、無機の順番でやりました。
推薦は全く狙ってませんでした。なので、学校のテストは捨てました。意外と留年しないものみたいですね。
私は週五で部活がありましたが、1・2年の間は、数学と英語しか基本的に勉強に重点を置いていなかったので、そこまできつくなかったです。
共通テストの対策をしたのは、多分冬休みぐらいだったと思います。二次試験にも存在する科目はあまり勉強せず、国語や社会など一次試験にしかない科目だけ勉強しました。
二次試験対策は、秋頃だったと思います。
過去問に触れるぐらいでしたが…今年は易化したり、傾向が少し変わったので、過去問の恩恵を受けられたのは、英語のみでした。
受験生活を振り返って大切だったことは、その志望校に行きたい目的意識を明確にすることです。
別にどこでもいいのなら、勉強を楽しめない限り、いつか心が折れます。
私は勉強を楽しんでたので折れてませんが、きっと何かしらの目的を持って、その志望校を選ぶべきだと私は思います。
今後、受験を受ける方へ
私は、中、高、大学、全て受験し、第一志望合格をしていますが、別にその学校に行きたかった訳ではなく、ただ勉強していたら行けちゃったぐらいの感覚です。
そんな状況になったのもこのザワナビのおかげです。
とりあえず来たら、何か変わる。
とりあえずザワナビに来て、ポカンとするか勉強するか。
行動さえ起こせば、結構状況は変化すると思います。
受験は団体戦じゃありません。
強い人間になって下さい。
ひたすらに試行錯誤をして、挑戦し続けて下さい。
最後に、これは一番重要ですが、自分の親を困らせない生き方をして下さい。
以上です。
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