【2021年入試対応】石川県公立高校入試『 理科 』出題傾向と出題予測のヒント

いよいよ近づいてきた石川県公立高校入試。

絶対志望校に合格するぞ!」と強い思いを持ちつつも、入試本番までどうやって勉強していこうか迷いがある受験生も少なくないはずです。

そんな受験生のために、過去の出題傾向を整理しつつ、今年の入試を予測してみようというザワナビ入試直前企画!! 

今回は「理科」!!

過去の「理科」の出題内容を整理したうえで、今年度の「理科」入試の出題内容のヒントを探っていきましょう!!

物理・化学・地学・生物の4領域からの出題内容と対策のヒント

まずは過去12年間の出題内容を整理した以下の表をご覧ください。

ここでは、1つの大問中に複数分野から問題が出題されているものを除外しています(複数分野から出題されている問題については別にまとめてあります)

年度 物理 化学 生物 地学
2008 台車の運動 水溶液の性質 植物のしくみ 地層の観察
2009 静電気・電流回路 物質の性質 被子植物の性質 天気の変化
2010 電流と磁界 状態変化と化学変化 刺激と反応/自然と人間 太陽の観察
2011 物体の運動 金属の酸化、化学変化と質量 細胞と細胞分裂 地層の観察
2012 仕事と力/大気圧 酸・アルカリと中和 動物の分類 太陽の動き方
2013 力と運動/レンズに夜像・目のはたらき 水溶液の電気分解 唾液のはたらき 天気の変化
2014 モーター(磁界) 溶解度 遺伝と生殖 天体
2015 物体の運動 金属の変化 植物の働き 地層と火成岩
2016 電流と磁界 いろいろな化学変化 植物の世界 天気
2017 酸・アルカリと中和 血液循環/植物のはたらき 地震
2018 電磁誘導 身の回りの物質 被子植物の生殖と遺伝 天体
2019 仕事とエネルギー いろいろな化学変化と熱 細胞分裂 気象観測
2020 電流と磁界 物体の状態 植物のはたらき 太陽の動き(天体)

過去10年分以上さかのぼると本当に色々な分野から出題されているなって感じですよね。

そこで物理、化学、生物、地学それぞれの分野で同じ単元からの出題を色分けしてみようと思います。

年度 物理 化学 生物 地学
2008 台車の運動 水溶液の性質 植物のしくみ 地層の観察
2009 静電気・電流回路 物質の性質 被子植物の性質 天気の変化
2010 電流と磁界 状態変化と化学変化 刺激と反応/自然と人間 太陽の観察
2011 物体の運動 金属の酸化、化学変化と質量 細胞と細胞分裂 地層の観察
2012 仕事と力/大気圧 酸・アルカリと中和 動物の分類 太陽の動き方
2013 力と運動/レンズによる像・目のはたらき 水溶液の電気分解 唾液のはたらき 天気の変化
2014 モーター(磁界) 溶解度 遺伝と生殖 天体
2015 物体の運動 金属の変化 植物の働き 地層と火成岩
2016 電流と磁界 いろいろな化学変化 植物の世界 天気
2017 酸・アルカリと中和 血液循環 地震
2018 電磁誘導 身の回りの物質 被子植物の生殖と遺伝 天体
2019 仕事とエネルギー いろいろな化学変化と熱 細胞分裂 気象観測
2020 電流と磁界 物体の状態 植物のはたらき 太陽の動き(天体)

「物理」「生物」分野は同一単元が2年連続で出題されることがあっても、3年連続で出題されたことは、過去13年さかのぼった限りないようです。

一方「地学」分野は少なくとも過去13年間、同一単元が2年連続で出題されたことがありません。ということは、昨年中3の「天体」から太陽の動きに関する問題が出題されていますので、それ以外の中1「大地の変化」、中2「天気」から出題される可能性が高いと考えられます。

「化学」分野はかなり昔のことではありますが、同一単元が3年連続で出題されたこともあり、さらに直近10年をみても、2年連続同一単元が出題されているケースが複数回あるため、どの単元から出題されるかは一番予想がしづらい所ではありますが、やはり「化学変化と原子・分子」と「化学変化とイオン」は特に重要だとお見ます。

なお、ここではざっくりと出題内容を整理してご紹介していますが、例えば昨年2020年入試でも見られたように、基本的には「物体の状態」に関する出題なのですが、一部全く異なる「酸化と還元」からの出題が組み込まれるような、複数単元かからの出題も珍しくありませんので注意が必要です。

それではもう少し詳しく、各分野の出題傾向ならびに出題内容を見ていきましょう。

物理分野

ここ最近は2年連続で同一単元からの出題がないので、今年もその傾向を踏襲すると考えた場合、昨年出題された「電流と磁界」以外の「身のまわりの現象」、「仕事とエネルギー」の学習の重みを増していきましょう。

身のまわりの現象から出題された内容を整理すると、

出題年 出題された内容
2012 仕事と力/大気圧
2017

このように出題された回数自体が少ないのでなんとも言えない感じとなりますが、意外なことに「光」が大問として出題されるケースは、ここ13年ありません([1]の小問集合で「光」からの出題はあります)。

続いて「仕事とエネルギー」からの出題を整理してみましょう。

出題年 出題された内容
2008 台車の運動
2011 物体の運動
2015 物体の運動
2019 仕事とエネルギー

このように「物体の運動」に関する出題が多くなっていますが、直近の出題では仕事とエネルギーから出題されています。

なお電気の世界から出題された内容も整理しておきましょう。

出題年 出題された内容
2009 静電気・電流回路
2010 電流と磁界
2014 モーター(磁界)
2016 電流と磁界
2018 電磁誘導
2020 電流と磁界

このようになり、圧倒的に磁界、電磁誘導から出題されていることが分かります。

以上を踏まえると、「電気の世界」で学習すべき内容は、

1「電流がつくる磁界」「電磁誘導」に関する問題

2 オームの法則・電流のはたらき

となると考えられます。

化学分野

化学分野については、2008年〜2010年の「身のまわりの物質」からの出題が3年続いた期間を除けば、出題される頻度は、中2「化学変化と原子・分子」>中3「化学変化とイオン」・中1「身のまわりの物質」となっていますので、化学分野の学習において優先順位をつけていくのであれば、この関係を意識しておくと良いでしょう。

生物分野

生物分野は物理分野同様、同一単元からの出題が2年連続ということはあっても、3年連続出題されたことはありません。

2018・2019年は「生命の連続性」から出題されていて、2020年に「植物のはたらき」が出題されましたので、20201年度はどの分野から出題されてもおかしくない状況です。

それぞれの分野から出題された内容を整理しておきましょう。

まず「植物の世界」から出題された内容は

出題年 出題された内容
2008 植物のしくみ
2009 被子植物の性質
2010 自然と人間
2015 植物の働き
2016 植物の世界
2020 植物のはたらき

「動物の生活と生物の変遷」から出題された内容は

出題年 出題された内容
2010 刺激と反応
2012 動物の分類
2013 唾液のはたらき
2017 血液循環

「生物の連続性」から出題された内容は、

出題年 出題された内容
2011 細胞と細胞分裂
2014 遺伝と生殖
2018 被子植物の生殖と遺伝
2019 細胞分裂

となっています。

直近5年に限ると、「生物の連続性」が2回、「動物の生活と生物の変遷」が1回、「植物の世界」から1回の出題となっています。

地学分野

地学分野は中1「大地の変化」、中2「天気とその変化」、中3「地球と宇宙」からバランスよく出題されています。

前年に出題された単元と同じ単元が連続されて出題されることは少なくとも過去10年程はないため、この傾向が今年も続くと過程すると、

昨年出題された「天体」つまり中3「地球と宇宙」以外の中1「大地の変化」、中2「天気とその変化」から出題される可能性は高いです。

また下の表のように、中2「天気とその変化」が出題された前後に「地球と宇宙」か「大地の変化」が出題されています。これはたまたまかもしれませんが、2020年にこのサンドイッチが完成しましたので、2021年は「大地の変化」からの出題になるかも?といった予測も成り立ちそうです。

2012 太陽の動き方
2013 天気の変化
2014 天体
2015 地層と火成岩
2016 天気
2017 地震
2018 天体
2019 気象観測
2020 太陽の動き(天体)

それでは過去それぞれの単元から出題された内容を整理してみます。

「大地の変化」からの出題

出題年 出題された内容
2008 地層の観察
2011 地層の観察
2015 地層と火成岩
2017 地震

「天気とその変化」からの出題

出題年 出題された内容
2009 天気の変化
2013 天気の変化
2016 天気
2019 気象観測

「地球と宇宙」からの出題

出題年 出題された内容
2010 太陽の観察
2012 太陽の動き方
2014 天体
2018 天体(月と惑星の見え方 メイン)
2020 太陽の動き

これら実際に出題された内容を参考にしながら、あとは自分の得意不得意もあると思いますので、それを踏まえて学習の優先順位の重みづけをしてもらえればと思います。

最後に

いかがでしたか?

これはあくまでも過去の出題内容を整理して見えてくる傾向をまとめたものです。

今年からガラッと出題内容は変わるかもしれませんのであくまでも参考程度にご覧いただき、残り少ない受験勉強にお役立ていただければ幸いです。

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