2022年 石川県公立高校入試【英語】はここをチェックするべき!!
ここ数年で大きな変化が見られる英語。読解量の増加、英文法問題の減少・リスニング回数の変化などの大きな変化が全国的に見られています。
そこで全国的な問題の変化の流れ、新教科書から追加された文法事項等を整理して、2022年度入試対策で気をつけておくべきポイントを解説いたします。
近年の傾向
近年の公立高校入試では、読解問題の定番だった”学校の日常”をテーマにしたものの出題が減り、環境問題やコミュニケーションなど、社会課題に関わる内容の出題が増えています。
SDGs関連の出題も増えていて、特に中学生にとっても身近な話題である「自然環境に関する内容」は多く出題されています。
近年大きな話題となっている”海洋プラスチック”については、2021年度から使用している新しい教科書でも取り上げられているため、今度の入試でも注目をしておくべきテーマとなっています。
この他、SDGs絡みのテーマとしては
・地域活性化
・少子高齢化対策
・子育て支援
・地産地消
・フードロス
なども注目のテーマです。
このSDGs関連の英文の多さは、そのままSDGs関連の英作文の多さにもつながっています。
参考までに、2021年度公立高校入試で、SDGs関連の英文の出題内容は以下の通りです。
県名 | 出題内容 | SDGs目標No |
長野 | 水に使い方を見直そう | 6 |
愛知A | 再生可能エネルギーの活用 | 13 |
和歌山 | CO2を減らすために木を植える取り組み | 13 |
宮崎 | Co2を排出しない市内バス | 13 |
山梨 | 7/1からレジ袋が有料になった | 14 |
高知 | ウミガメのためにもレジ袋の使用をやめよう | 14 |
富山 | 特別天然記念物のライチョウを保護する | 15 |
秋田 | 国連世界食糧計画の取り組み | 1,2 |
岡山 | 人の行動と社会問題の解決 | 3 |
岩手 | 人口増加と住みよい町の両立 | 11 |
群馬 | 社会の変化に合わせて変わっていくコンビニ | 11 |
大阪 B/C | 紀美野町のブドウハゼを復活させる | 11 |
栃木 | 補助犬についてのチラシ | 10 |
岩手 | 私たちの生活と環境のつながり | 12 |
群馬 | レジ袋の有料化について考えたこと | 12 |
神奈川 | food waste についての調査 | 12 |
徳島 | 食品ロスを防ぐ取り組み | 12 |
教科書改訂と高校入試
2021年の中学教科書改訂により、新たに学習内容が教科書に組み込まれています。
具体的には
・現在完了進行形
・原形不定詞
・仮定法
となります。
石川県の場合、英文法の問題が出題されることはほぼないと考えられますので、あくまでもこれらは英文内での出題にとどまるだろうと思いますが、もし文法知識として不安がある場合は、一通り復習しておくと良いでしょう。
2022年注目の時事問題は!?
2021年の時事といえば、やはり1年遅れで開催された”東京オリンピック・パラリンピック”でしょう。
今年度入試では、オリンピックに絡めた内容の英文や英作文が出題されるのではないかと言われています。
具体的には
・ボランティア活動について
・外国人とのコミュニケーションについて
・ピクトグラムの利便性について
・スポーツをすることの意味・スポーツのテレビ観戦
・SNSの使い方について
といったものです。
これらが出題されたとしても、読みづらい・書きづらいといったことはおそらくないと思いますが、時間があれば似たようなテーマの英文を一度読んでおくと良いかもしれません。