公立高校入試1日目終わる。英語がかなり変わったぞ!!
公立高校入試1日目が終了しました。今年は一波乱ありそうですね。英語の出題形式が大幅に変更しただけでなく、読解量も多くなり、難易度はかなり上昇したと言えます。英語が「得点源」だった人にとっては、ちょっとショックを受けた人もいたかもしれません。どういう背景にもと、出題形式が変更されたのかは現時点では不明ですが、とにもかくにも、英語が台風の目になったと言えそうです。
英語は文法並び替え問題が消える
これまで公立高校の英語の入試問題は、[1]がリスニング、[2]で文法問題(並び替え)、[3][4]が英文読解、[5]は英作文という構成となっていました。ところが、今回[2]の文法問題が消え、英文補充問題へと変更されました。英文補充問題??となった方のために、どういった問題だったかをご紹介しましょう。
次のような英文が与えられます。
[1]や[2]となっている部分にあてはまる英文を選択します。候補となる英文はア〜エの4つあります。例えばアであれば、I am a farmer living in Ishikawa. [ 1 ] had little chance to use English at that time.
In early August of last year, I got an e-mail from a man in London.
[2]At first, I asked my daughter to help me with the e-mail.(以下省略)
ア English is very important to me and to my family.
といった英文となっています。
これまでリスニングが始まるまでに、[2]の英文法問題を一気に終わらせていた人が多かったと思いますが、問題数は少ないとは言え、一通り英文を読んだうえで考えなければならないため、問題の取り組み方にとまどった人もいたことでしょう。[5]の英作文も消え、リスニング開始までに取り組みやすかった問題がなくなってしまったとも言えます。おそらくいつもは10分以上時間を持て余しているような受験生でも、試験終了ギリギリまで問題に取り組んでいたという受験生も少なくなかったのではないかと思います。
[3][4]の英文読解では、読解しなければならない英文の量が増えています。今後この傾向が継続するとしたら、英文を読むスピードを速くしていくトレーニングが今まで以上に必要となってくると思います。来年度以降、公立高校受験に挑むという方は、この点を踏まえ、日頃から読解力の強化について考えておいた方がいいのではないかと思います。ちなみに設問自体は例年通りというか、そこまで難化したといったことはありません。明日は社会と数学。
英語のような大幅変更が見られるのか?!