【中1】 中学入学後最初のテストはとても大切ですよ!
今月後半〜6月前半に、新しい学年になって始めての定期テストが実施される中学校が大半だと思います。新中学1年生にとっては、中学入学後始めての定期テスト。気合いが入っている方も少なくないでしょう。実は中1前半の成績(順位)は、3年後の中3の順位を占うと言われているのです。その意味でも、最初のテストは大切にしていきたいものです。
中1 前半を征するものは…
よく言われていることをご紹介しまいます。
「中1 夏休み明けの実力テストの順位と中3になった時の順位にそう大差はない」
どういうことかというと、中1の順位が、だいたい中3の時の順位と同じになるよということです。つまり、中1の時に成績が上位だった子はそのまま中3時点でも上位に居座る。逆に言うと、極端な話ですが、中1の時に成績がかなりの下位だった子が、中3時点で上位にいるということは、あまりないということです。もちろん、中2から頑張って、成績を一気に上げていくお子さんもいますから、100%当てはまることではありませんが、全体的に見ると、ここで紹介したような傾向が強いというこです。
だから、中1の方は最初のテストは本当に頑張って欲しいと思うわけです。ここでしっかりといいスタートを切ることができれば、あとはそれを維持していけばいいということなわけです。
学校の授業進度はどこら辺りまで進んでいるでしょうか?!
おそらく、最初は学校行事がいろいろあることもあり、あまり進んでいない可能性はありますが、どういった試験範囲であっても対応できるよう、例えば数学であれば「正負の数」あたりはすべて学習をし終えていくと良いだろうと思います。英語は、「アルファベット」「英単語」などが正確にかけるかどうかは確認しておきましょう。正確に書くことは意外と大変なものです。
数学の正負の数では、
( )をはぶいた計算あたりから躓く方が出てきます。
例えば、
6−9+4−3
という式を声に出して読んで見てください。
これを、
6ひく9たす4ひく3
いるようだと、「項」の理解が不十分の可能性があります。
これまでは「+」は「たす」、「ー」は「ひく」だったため、「ー」を見ると「ひく」と言いたくなるのですが、ご存知の通り、ひき算(減法)はたし算(加法)に直しますから、( )をはぶいた式が与えられた場合は、たし算にすでに直され、項のみを取り出した形なのだと認識できるようになっていないといけません。上の例であれば、
6マイナス9プラス4マイナス3
と自然に言えるようになっていれば、だいぶ項の理解ができていると思います。
この部分は練習すれば必ず習得できる部分ですから、テストまでにたっぷり練習してもらえればと思います。