漢字が苦手。まちがった練習法が原因かも?!
国語のテストで必ず出題される漢字。テストで出題されるされない以前の問題として、日本人として生きていく上で漢字の学習はとても大切です。漢字の勉強と言えば、ドリルに何度も書いて覚えていくというスタイルが一般的ですよね。ただ、小・中学生の中には、この方法を採用しているにもかかわらず、なかなか漢字が覚えられないという人もいるようです。そこで、本日は、漢字学習のちょっとしたコツやチェックポイントをご紹介してみようと思います。
ただ回数をこなせばいいわけではありません
漢字学習で「失敗」してしまう典型的なパターンは、「回数をこなせばいい」という姿勢で漢字ドリルなどに取り組むことです。よくいますよね。漢字ドリルで新しい漢字をひたすら5回、10回と書いている子。基本的にこのような「回数」を指定するような方法では、大半の子供は「数」に意識がいってしまい、肝心の「覚える」ということに意識が向きづらくなってしまうと言われています。同じ5回、10回書くとしても、まずは暗記対象を一通り1回書いて、次にもう1回全部書いてみるといったように、漢字ドリルは、縦ではなく横に進めていくのが鉄則と言われています。
あとは、意味がわからない状態で漢字練習している子も「失敗」してしまう典型的なパターンです。意味がわからないものを長期で記憶しておくことは、大人だってできないはずです。ところが、漢字練習をしているお子さんの中には、意味がわからないことを気にせず取り組んでしまう子がいるのです。そうならないように、意味が分からない時は、グーグルで検索するとか、国語辞典を調べるとかして、その都度解決していくことが必要です。
以上をまとめます。
漢字の学習をすすめていく上で大切になるコツとチェックポイントは次のようになります。
【チェックポイント】
・ただ回数をこなすだけになっていないか?見極めは、漢字ドリルを上から下に進めていたらOUT!
・意味が分からない漢字を放置していないか? 見極めは、漢字練習の傍に国語辞典がない、もしくは「これってどういう意味?」と聞いたりしていない
【コツ】
・漢字ドリルは横に進めていく
・漢字練習の手元に国語辞典を常備
あと、ここには書いていませんが、きたなくいい加減に書いている子も覚えることは難しいと思います。漢字練習は大きく、丁寧にトメ・ハネも意識しながら!が大前提であることは間違いありません。
すでにお持ちの方も少なくないと思いますが、この旺文社から発売されている、「1006字の正しい書き方」は、小学生の方にとっては、漢字学習で必携といっても良いぐらいの存在ですね。正しい書き方をマスターする助けとなります。