夏の塾選び。どういった点を重視するべきなのか!?
そろそろ夏に向けた学習塾選びが活発になってきた頃なのではないかと思います。ザワナビにも、「塾選び」をキーワードとしたアクセスが増えてきました。一昔前ですと、「合格実績」「成績向上」といった指標を重視する傾向にありましたが、現在の保護者はそれで満足するほど甘くないようです(笑 今回は、塾生保護者に関する実態調査結果をもとに、どういった点が重視されているのかをご紹介していきます。
集団塾と個別塾で重視される指標は異なる!
学習塾には、集団で授業を行う「集団塾」と、形式に多少の差はあれど、個別に指導する「個別塾」の2つの形式が存在します。この集団塾と個別塾では、重視される項目が微妙に異なります。重視される項目ベスト10を表にまとめてみました。
ざっとこのようになります。集団塾・個別塾とも上位3項目は、「指導力・人柄」といったところでしょうか。ただ、それ以降は、集団塾・個別塾で、重視する項目に若干の違いが出てきます。
【集団塾の場合】
教材やカリキュラムといった、指導環境を構築する要素ならびにその結果としての「合格実績」を重視する傾向にあります。
【個別塾の場合】
塾の立地面を集団塾以上に重視する他、より指導者の質を重視する傾向にあります。
いま、現在検討している塾がまずどのタイプの塾なのかを確認したうえで、これらの項目について自分なりにスコアをつけて、どの塾を選択するかを決めてみるものいいかもしれません。
例えば、個別塾を検討されている方が一番注意しなければならないのが、先生の質です。指導力を担保するものとして、これまでの経歴・実績が開示できるかどうか問い合わせしてみてもいいでしょう。また、個別塾は大学生のアルバイト先生が教えることが少なくありません。講師の経験を重視する個別塾派の方は、大学生以外の専門の先生がいるのかどうかといった点も確認すると良いでしょう。
近年であれば、映像授業で、授業だけであれば、全国を代表するプロの授業を見ることができます。そういったものと組み合わせてみるというのも一つの手なのではないかと思います。今回ご紹介した指標を、塾選びの参考にしていただければと思います。
ちなみにですけど、「口コミ」ってあんまり重視されていないんですね。意外でした。ただ、冷静に考えると、口コミが良いからといって、自分の子供にとって良いとは言えませんから、この結果も当たり前といえば当たり前なのかもしれません。