H28年度 第2回金沢市統一テスト 出題内容分析【社会編】
H28年度 第2回金沢市統一テスト出題内容分析【社会編】をお送りいたします。これまでに「英語編」「数学編」「理科編」をアップしておりますので、あわせてご覧ください。
[1] 世界地理
ヨーロッパが題材。ヨーロッパが題材になった時によく出題される問題としては、「日本の特定の地域(北日本が多い)と同じ緯度の都市を選びなさい」、「高緯度の割に気候が比較的温暖である理由を答えない(記述)」が挙げられます。今回も出題されていましたね。こういったよく出る問題で失点しないようにしておきましょう。
[2] 歴史
元寇(文永の役)までの歴史。年表、資料、地図を見て答える問題。問4のような時代順に並び替える問題はよく出ますので、代表的な年号は覚えておくと良いでしょう。
[3] 地方自治
公民の問題一つ目は「地方自治」からの出題。首長の解職を求めるために満たさなければいけない要件、地方公共団体の財政に関する出題が見られます。最後の問7「市町村合併をする利点を1つ書きなさい」は、他の入試問題でもよく出題されている記述問題の一つ。
石川県の社会の問題は記述量が多いと言われていますが、出題される記述問題の大半は、どこかで見たことのある問題なので、あらかじめ答えを暗記しておけば、1点も失点することなくパーフェクトな記述答案を作成することができます。
[4] 日本地理
問1は白地図。各都道府県の形が分かっていれば答えられます。問2・3は農業関連で、お題はみかんの県別生産量。計算問題も含まれていますね。
[5] 歴史
近現代史。第二次世界大戦後からも問題が出題されています。キーワードは「フランス革命」「日米安全保障条約」「国際連合」「サミット」など。
[6] 経済・企業
需要供給曲線の意味、企業の種類、雇用問題などから出題されています。問4では、男女別の「年齢階級別の雇用形態と賃金」に関するグラフを見て、賃金の問題点について、「女性」と「正社員以外」の立場から問題点を書くという問題。グラフから読み取って、それらを踏まえて自分で考え記述するタイプの問題ではありますが、題材がよくニュースで耳にするものなので、普段から新聞やテレビのニュースを見ている人は、難なく記述できたのではないかと思います。
社会もおおむね例年通りの難易度。
入試直前まで点数が上がるのは、理科と社会ですから、今回の統一テストの結果を踏まえて、自分が克服すべき課題を明らかにしたうえで、得点力がアップできるよう精一杯頑張ってもらえればと思います。