映像授業が流行ってますね
IT技術の発達により、これまで物理的に不可能であったことが容易にできるようになっています。
最近脚光を浴びている「映像授業」もその一つ。これまでは高校生を対象とした大学受験向けというイメージが強かったですが、中学生や小学生へとその対象も拡大してきているようです。
映像授業の利点はなんといっても「何度でも繰り返し見ることができること」「授業を自分の指で止めることができること」そして「どこにいても映像にアクセスできること」だと思います。わざわざ塾に通う必要もなく、家でタブレットやPCからすぐに動画にアクセスできる。そして映像の先には、全国を代表するような有名講師の授業が展開される。都市部と地方の教育格差是正が期待されているのも頷けます。だからこそ急速にこれらの映像授業が浸透していっているのだと思います。
もちろん映像授業は利点ばかりではありません。「自主性」があることが利用の大前提ですから、学習に対する自主性のない子には向きません。また映像授業はリアル授業よりも1回あたりの学習内容の吸収度が低くなる傾向にあるとのことです。これは映像視聴のスタイルが影響しているのかもしれません。
したがって、こういった点をカバーし、学習管理を保護者の方がするか、もしくはそういったことを家庭教師や塾の先生にお願いすることができるようであれば、映像授業は非常に強力なツールとますますなっていくことでしょう。
さてその映像授業を提供しているサイトを簡単に3つだけご紹介(本当は他にもたくさんあるのですが、とりあえず筆者が知っている生徒を中心に)
まずはなんといってもこのサイト
「アオイゼミ」
もうアオイゼミやっているよ!っていう方も少なくないと思います。アオイゼミのいい所はやはり「LIVE感」ですよね。にこにこ動画みたいに、生の映像に対して全国の受講生がコメントをしていく。そのコメントに先生も生で反応する。こういった所が現代っ子のハートをつかんでいるのだろうと思います。
そしてもう一つ大注目なのが、
「勉強サプリ」
これはあのリクルートが今年から本格的にスタートした小・中学生を対象とした映像授業を主体としてトータルの学習をバックアップしてくれるサイト。一流の先生の映像授業だけでなく、ドリルもセットになっている点がウリです。またどこかの記事にあったのですが、オンライン上で問題に取り組ませていくことで、正解・不正解のビッグデータを解析して、一人一人にあった学習内容を提供するのだそうです。個別指導塾の個別カリキュラムなどでは到底太刀打ちない、まさにモンスター。さすがリクルートです
「すらら」
すららはどちらかというと成績が中位から下位の生徒を対象としたもので、学習塾が導入している例も少なくないようです。ゲーム的な要素をふんだんに取り入れることで、勉強になかなか集中できない成績下位の生徒でも取り組みやすくする工夫がなされているそうです。
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