残された1ヶ月の学習法【国語編】
残された1ヶ月の学習法。昨日までに、数学編・英語編とお送りしてまいりました。本日は「国語編」です。
正直申し上げて、この直前1ヶ月で最も重要度が低い科目なのが国語です。だからといって、何もすることがないのか?!というとそうではありません。この時期、国語に取り組む上でのコツをご紹介しましょう。
漢字・語句・文法の徹底
国語のテストはこれまでの記事でもご紹介してきましたが、漢字・語句・文法といった知識事項の問題が多く出題されます。たとえ読解が苦手だという生徒であっても、この部分は言い訳ができません。「やっていればできる」「やっていなければできない」問題だからです。だからこそ、この1ヶ月間でこれらの問題をもう一度徹底的に学習する価値はあるはずです。漢字に関しては、塾で配布されているテキスト、学校で配布されている問題集などに、ある程度ページを割いて「頻出漢字」を学習するコーナーがあると思います。それらの漢字がまずしっかりと書けることが重要です。余裕がある人は、電話帳で漢字問題のみに取り組んでいくのも一手でしょう。文法・語句に関しても、お持ちのテキストを徹底的にやり込むことが必要だと思います。
読解問題はどうするのだ?!とお思いの方もいらっしゃるでしょう。読解問題もまったく手をつけないというのではなく、2日に1回ぐらいのペースで、定期的に読解問題(電話帳からセレクト)に取り組んでいくことで、読解力のメンテナンスを図っていきましょう。
古文・漢文も忘れずに
時間があれば古文・漢文の学習も徹底的に行いたいものです。読解問題よりも短期集中で効果が出やすい分野だからです。ちなみに公立高校入試では、
2015 古文(二十四孝)
2014 古文(蒙求)
2013 古文(正法眼蔵随聞記)
2012 古文(平家物語)
2011 古文(十訓抄)
2010 古文(落栗物語)
2009 古文(淮南子)
2008 古文(沙石集)
2007 古文(徒然草)
という出題ですので、ま、漢文は後回しで古文中心に取り組まれると良いかもしれません。
国語はもう諦めようと思っていた人もいるかもしれませんが、あと1ヶ月でできること、ざっと見てもこれぐらいありますから、ご自分のスケジュールの中で、できることはどんどんやってみてはいかがでしょうか?!