金沢大附属中学校受験についてちょっと考える ②

前回「金沢大附属中学校受験についてちょっと考える①」と題した記事を書きました。

ここでは、金沢大附属中学校の魅力とは何かに対する一つの考え方を示したうえで、本当に中学受験をする必要があるかどうか考えてくださいねというメッセージを送りました。

今回はそういうそもそも論の次。実際に中学受験をする!と決めた方向けの記事です。

第2回目の今回は「中学受験とひとくくりにすると危険」というテーマで記事を書いてみましょう。

金沢に住んでいても、「開成中学校」「麻布中学校」「桜蔭中学校」「灘中学校」という中学校の名前を聞いたことがあると思います。そして地元の「金沢大附属中学校」も同じ中学校です。さらには金沢大附属中学校も上記のそれらの中学校同様、地域を代表する有名校であることに間違いはありません。

ここが落とし穴です。

書店にいくと中学受験対策用の問題集が多数出版されています。ハイレベルと銘打った問題集もあるでしょう。金沢大附属中学校を受験する方の中には、より高度な対策を求めて、これらの問題集に手を出す方が少なくないようです。

はっきり申し上げましょう。

これらの問題集に手を出してはいけません。無駄です。

その理由は明白です。金沢大附属中学校の難易度を、開成中学校や麻布中学校と同列に扱うことはできないからです。

首都圏の難関中学校の入試問題を見たことがあれば一目瞭然ですが、金沢大附属中学校の入試問題の難易度とはまったく違います。猛烈に難しいのです。金沢大附属中学校は記述が多くて….などとの声も聞きますが、首都圏のそれと比較したら、????というレベルです。

例えば、麻布中の2015年度入試問題の社会。「器はものを入れるための道具として、私たちの生活を便利にしてきました。しかし、便利さだけではない意味や役割をもつことによって、器は私たちの生活や社会のあり方にさまざまな影響をおよぼしてきたともいえます。本文をよく読んで、器がもつようになった意味や役割を一つあげ、どのような影響を生活や社会に与えたか、80字以上120字以内で説明しなさい。」

これが問題の1つです。80字以上の記述など高校受験でも出題されません。

書店で販売されている「有名中学校受験」の問題集というのは、こういった問題を解かなければならない中学校を受験する生徒向けの問題集なのです。

金沢大附属中学校の問題でこのような問題は出題されません。出題されないような問題に必死に取り組んだとしても、それは徒労に終わるのです。繰り返しになりますが、このような問題集には手を出さないようにしましょう。

ではどうすればいいのか?

学習塾に通われている方は、塾の先生がよくご存知ですから、塾の先生の指導に従えば大丈夫だと思います。塾に通わずに金沢大附属中学の受験を考える場合は、標準的な問題集に取り組むことを意識してください。

中学受験用の標準的な問題集としてオススメなのが「算数の基本問題」シリーズです。

 

これは、中学受験最王手の「日能研」の子会社である「みくに出版」という出版社が出版している問題集です。「基本問題」と書いてあるので簡単な問題集だと勘違いされがちですが、決して簡単な問題ばかりではありません。このレベルAとレベルBを小学4年生と小学5年生分まで、スラスラと解けるようになれば、附属中レベルの問題であれば十分に対応することができます。

一度この問題集を手にとっていただいて、だいたいどれくらいのレベルの問題なのかを確認してみて欲しいと思います。他教科もそれぐらいのレベルです。

もし今お手元に、「ハイレベル」「難関中受験」といったタイトルがついている問題集があるようでしたら、それと比較してみてください。要求される水準の違いがわかると思います。

ただ、算数の基本問題を含め、中学受験対策用の問題集に取り組む大前提は、「学校の勉強がしっかりとできている」ということです。仮に学校の学習内容に穴があるようであれば、まずはそこを修正することが大切です。

学習内容の定着がはかれているかどうかは、全国統一小学生テストのようなテストを受験してみることをオススメいたします。ここで偏差値がだいたい47ぐらいとれていれば、学校の学習内容には問題なしと判断できます。

次の全国統一小学生テストは11月3日に行われるそうです。お申込みはこちらから可能です。

mv_20150916

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です