「 そろばん 」は習わせるべきか ?
デジタル時代真っ只中の現代において「今さら感」が半端ない「そろばん」。ところが最近子供の習い事として人気なのです。果たして「そろばん」って習わせる価値あるんでしょうか?実際の小・中・高校生を指導している現場で感じる率直な意見を。
そろばん習って意味があったと感じる人はごく一部
そもそも最近習い事で「そろばん」が注目されている理由は、計算力強化だけでなく、
集中力の強化
右脳が強化されることで記憶力の強化
が期待できると言われているからです。
まず集中力の強化については、別にそろばんでなくても強化できる部分なので副次的なものだと思います。
珠算式の暗算は頭の中でそろばんをイメージして珠をはじいて計算をしますので、それができるようなレベルに達していれば、記憶力が強化されるというのも頷けます。
ポイントは、
イメージして珠をはじけるレベルに達すれば….
です。
このレベルに達すれば、いわゆる脳内そろばんが出来上がった状態となっているので、スラスラ暗算もできるので、受験勉強にも役に立ちます。
ただ、このレベルに達することができていない人は少なくないはずです。
そのレベルに達していないと、そろばんやっていない人と大差がないレベルなので、わざわざ習い事として習う意味はありません。
それだったら、公文やっていた方がいいでしょう。
公文をやっていれば作業スピードは上がりますし、集中力もある程度つきます。
そろばんを習わせることで得ようとしているものが、ある程度の計算力と集中力なのであれば、そろばんを習わせるより、公文を習わせた方がリスクが少ないです。
ただそろばんは、極めたら頭一つ抜き出ることができます。
そこまでやらせる覚悟があるかどうかが問題です。
流行っているから習わせるといった安直な考えてそろばんを習わせるのはリスキーだと思いますよ。