中学入試における面接について
いよいよ今年の県内の入試が始まろうとしています。金沢大附属中学校入試まであと20日となりました。今回は金沢大附属中学校入試でも実施される「面接試験」について簡単に記事にしてみようと思います。
附属中学校だけでなく錦丘中学校、星稜中学校、北陸学院中学校でも面接が実施されていることからわかるとおり、県内の中学入試における入学者選抜においては、学力検査の結果だけでなくその人物自身の評価も重視しているということなのだと思います。ただし、受験するのは小学6年生です。下手な小細工をするのではなく、ありのままの姿でしっかりと臨むのが一番だとは思います。そうは言ってもどういった点に注意しなければならなないのかは気になると思います。そこで幾つかのポイントをまとめておこうと思います。
自分の考えを自分の言葉で話す
面接では色々なことを聞かれると思います。県内の中学受験では聞いたことがありませんが、県外の中学受験では「受験勉強を色で例えると何色ですか?それはなぜですか?」といった質問をされたという話もあります。質問されるであろう内容についてのある程度の想定問答を用意しておくことは必要ですが、それは決して大人が用意するのではなく、子供である受験生自身が自分の言葉で答えていくべきだと思います。自分が感じたこと・体験したことは、必ず表面上用意した答えとは違う重みを持つことでしょう。
素直であれ
質問に答えられないこともあるでしょう。そんな時「すみません、わかりません」と一言言えるかどうか、例えば集団面接で自分が言おうとしていたことを先に他の受験者に言われたしまった時に「同じです」と無理せず言えるか。こういった素直な対応は、学校の先生の印象が良くなるのではないかなと思います。
先生が知りたいのは受験生の「ありのままの姿」
だからこそ、受験生も無理せず、小学生らしく「素直」に取り組めばいいのではないかと思います。
以下に一般的な面接の注意事項を列挙しておきますね。
面接注意事項
- 想定問答はある程度用意しておく
- 服装は制服(私服の場合は、清潔感のあるものを)
- 元気に明るくハキハキと答える
- わからなかったら、正直に分からない。もしくは正直に質問
- 控え室での様子を含めた、面接前後のマナーも常識的に。
中学受験の面接で過去に聞かれた質問
県内の中学校でのお題ではありませんが、中学受験の実際の試験場で聞かれた内容ですので、ご参考までに。
【受験者自身のこと・考えについて】
自己紹介 / 自己アピール / 学校に入学してからしたいこと / 自分の長所・短所 / 家でしていること / 好きな歴史上の人物 / 将来の夢 / 一番大切な人 / 一番仲の良い友達は? / あなたの名前の由来は / 自分の好きな本は? /
【小学校生活について】
好きな科目・苦手な科目 / 係活動 / 雨の日の学校での過ごし方 / 自分の通う小学校の他にはない特徴は
【家族のこと】
お母さんの得意料理 / 自分の小学校の特徴 / 家でのあなたの役割分担は?
【変わり種】
今の世界を漢字一文字で表すと / タイムマシンで行ってみたい過去は? / あなたの大切な人を花で例えると / 50年後あなたはどうなっていると思うか / 受験を色で例えると
【その他】
中学生とはどのような存在か / 最近心に残ったニュースは / どのような大人になりたくないか? / 早く大人になりたいか / 今まで人に言われたことで、印象に残る言葉は? / 自由と自分勝手の違いは? /
【集団討論テーマ】
あなたがクラス対抗音楽祭の実行委員だとして、他の生徒にやる気がない時どうしますか?まず一人ずつ自分の考えを発表し、話し合ってみましょう
隣の人がいじめられていたら、あなたはどうしますか。まず、一人ずつ自分の考えを発表し、話し合ってみましょう。
日本に初めて来た人に見せたい物、触れさせたい物を理由を含めてグループで話し合う
給食か弁当どちらが良いか。
今年はどんな面接になるでしょうか??!