全国学力調査2016 【算数】の出題内容分析
本日は記事更新が遅くなりました。それには訳があるのです!
そう。本日は「全国学力調査」の実施日。一部震災の影響が出てしまったようですが、県内では通常通り実施されました。この全国学力調査問題の解禁が本日の夕方5時以降だったため、更新が遅くなってしまったのです。さて、早速どんな問題が出題されたのかをじっくりと見ていくことにしましょう。本日は算数編です。
そもそも全国学力調査の問題って?!
毎年実施されている全国学力調査。このテストは大きく分けて2つに分けられます。一つが「知識」に関する問題、そしてもう一つが「活用」に関する問題です。もう少し詳しくこれらの中身を調べてみると、
主として「知識」に関する問題
→身につけておかないと、後の学習に影響を及ぼすような内容や、実生活を送るうえで不可欠であり、常に活用できるようになっていることが望ましい知識・技能
主として「活用」に関する問題
→知識・技能を実生活の様々な場面に活用する力や、様々な課題解決のための構想を立て実践し評価・改善する力などに関わる内容
ということのようです。
ちなみに「知識」に関する問題は、小学校5年生までの内容から出題され、試験時間は20分です。「活用」に関する問題では、
- 物事を数・量・図形などに注目して観察し的確に捉えること
- 与えられた情報を整理し必要に応じて適切なものを選択できること
- 筋道を立てて考えたり振り返ったりすること
- 事象を数学的に解釈したり、数学的に表現したりすること
これら4つの観点の生徒の学力状況を把握するために問題が作成されたようです。
ちなみにこちらから今年の
をダウンロードすることができます。
学力テストA(知識に関する問題)で出題された内容
[1] 計算能力(計算の仕方と結果についての判断を問う問題) [2] 四則計算 [3] 数の大小 [4] 単位量あたりの大きさ [5] 三角形の底辺と高さの関係 [6] 図形の構成(図形の構成要素に着目して、図形を構成することができるかどうかを見る問題) [7] 直方体の面と面の位置関係 [8] 全体の大きさに対する部分の大きさの割合 [9] 場面の読み取りと立式、百分率これらの問題が出題されました。
学力テストB(活用に関する問題)で出題された内容
[1] 面積調べ [2] ハードル走 [3] メダル作り [4] 本の貸出冊数調べ [5] 三角定規でつくる形となっております。これらが、先に紹介した4つの観点のどの部分と対応しているかは以下の通りです。
(引用元:平成28年度全国学力・学習状況調査 解説資料より)
調査結果は当分先ではありますが、公表されますので、またその時に取り上げてみようと思います。
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