【受験戦略】金沢大附属中学校 合格への道 「小4 今月の社会」
本日は金沢大附属中学校合格への道シリーズです。先月から引き続き、今月の学習プランの参考にしていただければと思います。ちなみに先月は「日本の地形・気候等の大まかな把握」が目標でした。今月は地理学習の基本となる「地図の見方」をマスターしていくことが目標です。それでは具体的なポイントをご説明いたします。
地図読解は地理学習の基本中の基本
例えば、特に断りがない場合、地図の上は「北」となる。このような事柄は地図読解の基本事項です。今後地理の学習を本格的に進めていくうえで、地図を正しく読む力はとても重要な基礎であり、早期習得と定着を図りたい項目です。そこで、今月は地図帳を片手に、地図読解の基本となることを学習していきましょう。
今回のテーマでおさえておきたいポイントは以下の通りです。
方位・地図記号の理解
8方位・16方位を実際に自分でかけるようになるようにしましょう。16方位は任意ですが、8方位はしっかりとかけるようにしておいてください。あとは地図記号です。地図記号の形や意味を理解し、その由来などを考えながら覚えていくと良いと思います。また実際の地図を使って探してみると面白いのではないでしょうか。
縮尺
これは算数の計算問題のようなものです。縮尺と距離の計算は2パターンの式を使いこなせるようになればOKです。
① 実際の距離 = 地図上の長さ × 縮尺の分母
② 地図上の長さ = 実際の距離 ÷ 縮尺の分母
実際の地図を使っていろいろ計算練習してみると良いでしょう。
等高線
等高線も大切です。等高線からその地形を読み取れるようになるのが目標です。等高線の間隔が狭いと、実際の地形はどうなるのか?逆に間隔が広いとどうなるのか?まずこの点をしっかりと理解したうえで、等高線から実際の地形の断面図がイメージできるようになればばっちりでしょう。
地図読解の基礎となるのはこの3点です。
地図読解だけの問題集というものはありませんが、いろいろな問題集にこれらの読み取りの問題が収録されていると思いますので、そういった問題をピックアップして取り組んでみてもいいのではないかと思います。
もちろん、地図帳とにらめっこしながら、これらのことを勉強してもらっても大丈夫です。
今月は頑張って、地図読解の基礎を勉強してみてくださいね!