泉丘高校入試 合否追跡調査データ 2016
2017年7月17日 追記: 2017年度入試の試験結果にもとづくボーダーライン予測記事も公開しております。併せてご覧ください。)
昨日、金沢大附属高校入試 合否追跡調査2016 を公開いたしました。
本日は、泉丘高校の合否追跡調査2016 をご紹介いたします。なお、本調査は、読者の方からWEB上でいただいたデータと、学習塾の方からいただいたデータに基づいておりますが、データ数がそこまで多くないため、今後の参考材料としていただければ幸いです。
7割の得点率が目安か!?
それでは2016年度の泉丘高校入試の合否状況をグラフでご紹介していきます。青色が合格、緑色が不合格です。
ご提供いただいたデータが「合格」された方のデータが大半を占めていたということもあり、ボーダーラインの推定はとても難しいのですが、347点で不合格の生徒がいますので、やはり例年通り350点付近が最低ラインだったのかなとは思っています。381点で不合格だった方がいる以上は、348点〜380点の約40点の幅で逆転する可能性があると言えます。仮に350点がボーダラインとしたら、390点を目標にしていくことが、泉丘受験生には求められると言えるかもしれません。
今回の調査では、各科目の得点状況もあわせて送付していただきました。合計点のデータよりも、各科目のデータの方が、得られる示唆が大きいと思いますので、以下ご紹介いたします。
泉丘高校は数学勝負!!
泉丘高校受験者の各科目・5科目計の平均点と標準偏差をまとめたものがこちらです。
英語の平均点の高さはスゴイですね。平均点の高さはさすが泉丘高校といったところでしょうか。ここで注目していただきたいのは、標準偏差です。ご存じの通り、標準偏差は、受験生の中での差のつき具合を数値化したものです。数字が大きければ大きいほど「差がついた」と判断できます。これを見ますと、数学が圧倒的に高いことがわかります。この背景には一問あたりの配点が高いということももちろん関係しています。
標準偏差が高い科目順に並べると
数学 → 理科 → 国語 → 社会 → 英語
となっています。今回が初めての調査でしたから、一概に断言はできませんが、泉丘高校を受験する生徒にとっては、英語はできて当たり前の状態で差がつくほどではなく、理数科目が勝敗に影響する可能性が高いという見方ができると思います。
今後の受験戦略を考えるうえで、参考にしていただければと思います。
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