H30年度 公立高校入試 出願〆切日倍率 公表
H30年度 公立高校入試の出願〆切日時点の倍率が公表されました。詳細につきましては、こちらで記事として公開していますのでご確認ください。本日は各高校ごとの倍率について簡単な考察を。
泉丘高校
泉丘高校は昨年度の1.28倍とほぼ同じ1.27倍でした。人数的には4人少ない程度なのでほぼ昨年と変わりません。昨年はこの高い倍率が公表されて以降も、志望校変更をする受験生はほとんどいませんでした。近年は泉丘高校がダメなら私立特進という流れが上位層には定着していることも影響しているのでしょう。この傾向は今年も続くと予想されますので、志望校変更をする生徒はごく限られた人数になるのではないでしょうか。
二水高校
昨年度より倍率が少し下がりました。受験生の数で言うと19人。泉丘高校からの志望校変更による流入、そして桜丘もしくは錦丘への流出により、確定倍率がどのように変化するかに注目です。二水高校ボーダー付近の方は悩ましい所です。桜丘高校は相変わらずの高倍率、そして錦丘も今年は例年以上の倍率となっているためです。
桜丘高校
昨年度と同様高い倍率となっています。不合格予定者数も235人とひと学年の人数並ですので、熾烈な争いとなりそうです。
錦丘高校
すでに中学校からの進学内定者が117人いますので、203人の枠を357人が争う構図となっています。倍率も昨年度の1.51倍から大きく上がり1.76倍となっています。ボーダーライン付近の方は志望校変更も検討していいかもしれません。ただ野々市明倫、西ともに倍率が上がっていますので、志望校変更は慎重に行う必要があります。
野々市明倫
昨年度の1.15倍から1.22倍に倍率が上がっています。不合格予定者は62人となっています。
西高校
西高校は昨年度の1.3倍から1.5倍へと倍率が大きく上がっていますので、学力中位の今年の入試は厳しいものになりそうです。
昨年倍率が高かった金沢商業は敬遠されたのか倍率を大きく下げて1.2倍(昨年度は1.46倍)となりました。また県立工業ならびに市立工業は、人気学科以外は前年度倍率が高かった学科が下がり、低かった学科の倍率が上がる傾向にあります。倍率が1倍をきっている学科があるため、合格重視の方は志望校変更をしてくる可能性があります(ただし1倍を切っているからと行って、必ずしも合格できると言う保証はありません)。
志望校変更期間中に倍率がどの程度変化するか今から注目しておきましょう。