自分のWPMをちゃんとわかっていますか?
金沢市統一テストの英語に関する記事を前回書いたのですが、そこで中3生卒業時のの平均点な「WPM」を用いて、英文読解に要する時間を算出しました。
本日はこのWPMについて。
WPMとはWords Per Minute の略語で、1分間に何語読めるかを数値化したものです。
「読める」といっても、「英文を読むだけ」の「スピード」を表すのか、「英文を読んだうえで、問題が解けたか」という「読解力」を表すのかで大きく意味が異なってきます。受験生にとって重要なことは「読解力」ですよね。いくら速く読めても、その先の問題がすべて不正解であったら意味がありません。
高槻市教育センターではこのような視点から
WPM=1分間あたりに読めた語 × 正答率
と定義して取り扱うべきとしています。
さてそれでは中3生のWPMの平均値はいったいどれくらいなのか?
読むスピードだけのWPMであれば 60〜70WPMが平均値なのですが、読解力としてのWPMとなると
WPM=48〜56
となるそうです。
自分のWPMも一度算出してみてはいかがでしょうか?WPM計測はいたって簡単です。
例えば、電話帳から1つ入試問題をピックアップしてきて、
① その問題で聞かれる事(問題文)を読む
② タイマーを1分間にセットして、本文を読み始める。音がなったらそこでおしまい。
③ 本文をもう2度とみれないように、隠したうえで、問題をとく。
④ 答え表せをする。正答率を算出する。
⑤ 1分間で読めた語数を数える。
⑥ ④と⑤をかけあわせる。
そうするとWPMを算出することができます。
自分の英語力がついているかどうかを把握するためにも、定期的にWPMを測定してみるのもいいかもしれませんね(受験生に限らず)
ちなみにスピードだけのWPMの数値について、100語以上ですとかなりスピーディーに読めてると判断してOKです。200語以上となるとネイティブレベルなのだそうです
※上記は関西大学外国語学部教授 田尻悟郎 先生のサイトを参照しています。