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石川県公立高校入試の「内申書」とは?徹底解説するっす!!

    
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石川県公立高校入試の「内申書」とは?徹底解説するっす!!

石川県の公立高校入試では、本番の試験の点数に加えて、一般的に「内申書」と言われている「調査書」、そして「成績一覧表」の記載内容とを合わせて合否判定が行われます。

「 内申書が大切 」

という言葉は聞いたことはあるけど、ぶっちゃけ「内申書って何?」っていう方も少なくないと思います。

ということで、今回は石川県の公立高校の内申書を徹底解説 !!

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これが高校受験の内申書だ !!


それでは実際の石川県公立高校入試で使用されている内申書の画像をご覧いただきながら、実際の記載内容を確認していきましょう。

記載内容1:生徒情報

記載内容1つめは「生徒情報」。氏名、性別、現住所、生年月日、卒業見込みの年月が記載されます。

記載内容2:出欠の記録

中1〜3までの欠席日数が記載されます。遅刻も複数回あると欠席扱いになるとも言われています(真偽不明)ので、欠席だけでなく普段から遅刻しないように心がけましょう。

なお中3の欠席日数は、12月末日時点の欠席日数を記載します。

不登校の生徒など、著しく欠席日数が多い場合など欠席理由を説明する必要がある場合は、備考欄にその理由が記載されます。

記載内容3:特別活動の記録

学級活動、生徒会活動、学校行事といった特別活動への参加状況や係名や実際の分担状況を記載します。

なお状況欄には、各活動内容ごとに十分満足できる状況にあると判断される場合 に◯印が記入されます。

係名や分担等の欄には、所属する係名や委員会名及び学校行事における役割の分担などが記載されます。

記載内容4:行動の記録

「基本的な生活習慣」「健康・体力の向上」「自主・自立」「責任感」「創意工夫」「思いやり・協力」「生命尊重・自然愛護」「勤労・奉仕」「公正・公平」「公共心・公徳心」の10項目について、十分満足できる状況にあると判断された場合に ◯印が記入されます。

また所見欄には、総合的に見た場合の長所やその生徒の特徴などが記載されます。

記載内容5:学校内外における優れた諸活動等の記録

学校内外における奉仕活動、研究、社会参加、表彰を受けた行為や活動、部活動、また、特技や 取得資格等、生徒個人の優れている点を具体的に事実のみを記載します。

なお、ここに記載されることは、記載内容3の特別活動の記録、記載内容4の行動の記録、記載内容6の総合的な学習の時間の記録、記載内容7の学習の記録以外の内容となります。

具体的には、英検や漢検など検定の取得級や、宮村賞や高峰賞の受賞の事実が記載されるものと思われます。

記載内容6:総合的な学習の時間の記録

中学3年間の各学年の「総合的な学習の時間」の記録も詳細に記載されます。

「学習活動」の欄には、学習活動の内容が具体的に記載されます。「観点」の欄には、中学校が定めた複数の評価観点から、生徒の学習状況の特徴や優れている点が現れているものを選んで記載されます。「評価の欄」は、生徒の学習状況や、この活動を通して、生徒にどのような力が身についたかといった点を記載します。

この欄も基本的に生徒の学習状況の特徴や優れている点にフォーカスして記載されます。

そして最後が学習の記録です。

記載内容7:学習の記録

ここが調査書の中でもっとも大切な部分かもしれません。中学3年間分の評定と、観点別学習状況が記録されます。

評定とは、5、4、3、2、1といった通知表で目にする数値です。

観点別学習状況は、通知表で「A」「B」「C」が付けられているあの部分です。ただ、調査書では「A」「B」「C」が記載されるのではなく、「十分満足できると判断されるもの」のみ、◯印が記入されます。

評定は各学年5段階の評定の数値が記入されます。

この評定の取り扱いに関しては中3の評定が2倍になると言われています。が、評定の取り扱いに関しての詳細は正式には公表されていません。(石川県教育委員会に確認済)

「 所見」 の欄には、各教科の学習について総合的に見た場合の特記すべき学習所見がある場合に記載されます。

以上が石川県の公立高校入試で合否判定に使用される内申書の全容です !!

内申書にまつわる誤解と対策

ここまで内申書の全容を詳細にチェックしてきました。

学校の先生の中には、「内申書」を悪くするぞと言った脅しをしてくる人がいるようですが、内申書は基本的にその生徒の「良い部分」を取り上げてくれる書類です。

ですから、そこにより多くの事を記載してもらえるような自分になる事が内申対策の1つ目のポイントです。

例えば、「学校外における優れた諸活動の記録」の欄も、各種検定を受検していなければ先生は書きようがありません。

よく「英検3級をとったら入試で有利になりますか?」とか「英検準2級とったら入試で有利になりますか?」と言った質問をする人がいますが、そんなの有利になるかどうかなんて分かりません。

でもそれらを持っていれば、この欄に記載される事だけは確かです。

別に勉強関係に関係のない、スポーツやボランティア活動でもなんでもいいので、自分が中学3年間頑張ってきた事やモノを形にする、第三者もすぐ理解できる状態にするよう意識しましょう。

もう一つのポイントは、毎回の定期テストでしっかりと点数を取り、評定を着実に上げていくことです。

先ほどご紹介した通り、内申書には中学3年間分の評定が記載されます。3よりも4、4よりも5である方が評価が高くなるのは誰でも分かるはずです。

これら評定は定期テストの点数だけでなく、授業態度、提出物の提出状況等を総合的に判断して決定されますが、やはり内申書を良くしたいと思うなら、毎回の定期テストでしっかりと点数を取って行く事が一番の近道です。

どれだけ提出物を期限内に提出していても、どれだけ授業中に発言していても、点数が悪ければ評定は良くなりませんからね。

また、内申書では、英語・数学・国語・理科・社会といった主要科目以外の美術、音楽、保健体育、技術・家庭も同列に扱われます。

定期テストで副教科は手を抜いてしまう人は少なくありませんが、内申書を考えるなら、副教科はしっかりと対策するべきです。主要科目よりも少ない労力で、確実に評定をあげる事ができます。

ぜひこの点を意識してもらえればと思います。

内申書の評価を上げるために必要な事
① 内申書記載内容に該当する活動を一つでも多くする
② 定期テストでいい点数を取る

 

中3からの内申書対策


さて本記事を中学3年生が見ているとして、中3生がこれからできる内申書対策とは何かという事をご紹介していきます。

まず1点目は定期テストの点数を上げる

すでに内申書の評定の3分の2は決定してしまっているので、これから成績を上げたとしても、総合的な評定に与える影響はそこまで大きくはありませんが、それでも上がった方がいいに決まっています。そのためには定期テストの点数を上げましょう。

2点目は内申書に記載できるような活動・結果を残す

なんでもいいので、内申書に記載してもらえるような事を一つでも増やしましょう。ただし中学3年生の場合、第一に優先すべきは受験勉強です。どれだけ内申書が良くても、本番のテストで点数が悪ければ絶対に不合格になります。

だから受験勉強に影響が出ない程度で活動してください。

もし受験勉強に影響が出るなと思ったら、無理して活動する必要はありません。本番で一点でも多く取る対策を行っていく方が懸命です。

中1・2年生とやらなければならない事に相違はありませんが、優先順位は特に意識してください。

もう一つの合否判定書類「成績一覧表」とは?


さてここまではいわゆる内申書と言われている「調査書」についてご紹介してきました。

しかし高校受験の合否判定では、この「調査書」だけでなく「成績一覧表」という書類も合否判定書類の一つとして指定されています。

それってどんなものなのでしょうか?

こちらがその書類です。

成績一覧表は2種類あり、それぞれ(Ⅰ表)(Ⅱ表)と呼ばれています。

これらの成績一覧表は例年1月中旬までに作成されます。Ⅰ表は各教科の評定分布状況を示す書類となっており、Ⅱ表は中学校における各学級ごとに、学級生徒全員の科目ごとの評定を記載するものです。

過年度卒業の志願者については、成績一覧表(Ⅰ表、Ⅱ表)の提出は必要とされていない事から、調査書に比べると重要度は低いのではないかと思います。

あくまでも調査書に記載されている内容の裏付け書類の一部といったイメージなのではないかと思います。

以上、ここまでみんなが気になっているけど、実は良く分かっていなかった「内申書」についてご紹介しました。

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