【徹底分析】H26年度 第1回 金沢市統一テスト ー社会編ー
金沢市統一テストの出題内容を徹底的に分析していく【徹底分析シリーズ】。今回はH26年度 第1回金沢市統一テストの社会を取り上げます。統一テストの過去問に取り組まれている受験生の皆さんは、ぜひ過去問に取り組んでから、ご一読いただければと思います。
金沢市平均は55点
金沢市統一テストの社会の問題は6つの大問で構成されています。地理・歴史・公民からそれぞれ2問ずつ出題され、小問数は50問です。
[1] 世界地理の問題(配点16点)
[1]の問4は出題ミスです。(誤)「資料1〜4を見て次の各問いに答えなさい」
(正)「資料1〜3を見て次の各問いに答えなさい」
問4の(4)は自分で人口密度を計算して作図していく問題となっています。
問9のような年代の並び替え問題はよく出題されます。今回は古い順に並び替えなさいという問題が出題されています。こういう歴史の年代並び替えを苦手にしている人って少なくないと思います。苦手な人は、まず歴史全体の流れを頭に入れておくといいと思います。歴史漫画とかおすすめですよ。
[3] 公民の問題(配点は16点)日本国憲法に関する出題となっています。基本的人権や平和主義などよく出題される典型的な問題が大半です。
[4] 日本地理の問題(配点16点)
記述問題の比重が少し高くなっています。記述内容は、「北海道と沖縄で観光産業が盛んな理由として、両者に共通するものを完結に書く」「排他的経済水域にはどのような権利が認められいる水域なのか」といったものです。記述というスタイルなだけで、知識事項の説明をただ記述させているものも含まれています。
[5] 歴史の問題(配点18点)
歴史2問目は、近現代史から出題されることが多いです。記述問題は2問ですが、どこかの問題集で見たことのある問題ですから、十分対応できるレベルです。
記述問題は2問です。人権に関する問題です。公民はどうしても対策が遅れがちになっていると思います。ここで失点してしまったという人も少なくなかったのではないでしょうか。記述内容は「社会権の保証が必要になった理由」「労働者にストライキを行う権利が認められている理由」をそれぞれ指定語(各2語)を用いて記述するスタイルとなっています。
H26年度金沢市統一テストは、地理が32点、歴史が36点、公民が32点という配点構成となっています。
記述問題と言われる問題の出題数は11問。配点でいうと22点分が記述問題です。テストの約5分の1が記述ということです。選択問題は約15問となっています。
記述問題の多さは当然気になると思いますが、やはりその前に知識事項を固めることが必要です。その上で記述問題対策を考えていく必要があると思います。ちなみにこの記述問題も、よくある典型的な問題が大半ですので、対策はしやすいだろうと思います。
Comment
[…] 【徹底分析】H26年度 第1回 金沢市統一テスト ー社会編ー […]