【保存版】石川・金沢で「選んではダメ」な個別指導塾の特徴
読者の方からお寄せいただいた質問に、受験のプロがズバリ回答する「教えてぎし先生」シリーズ。
今回は個別指導塾にお子様を通わせたいとお考えの保護者の方から寄せられたご質問。
いつもサイトを楽しく拝見させていただいております。
現在中学2年生の男の子の保護者です。これまで、勉強については本人に任せてあまりあれこれ口出ししないようにしていましたが、ここ最近成績も芳しくないため、そろそろ学習塾に通わせないといけないかなと考えております。
現在検討しているのは、個別指導の塾なのですが、近所をザッと見渡しても色々な個別指導塾があり、どういった点に注目して塾選びをすれば良いのか、正直分かりかねています。
オススメの個別指導塾などありましたら教えてもらえると幸いです。
本日はこちらの質問にズバっと答えてもらおうと思います!!
合格実績のを公表していない個別指導塾は選ぶな!!
ザワナビ:
それではギシ先生本日もよろしくお願いします。
今回はオススメの個別指導塾についてのご質問ですが….
ぎし先生:
まず私の口から個別具体的にこの個別指導塾がオススメです!! とは申し上げにくいので、質問意図とは少しズレてしまうかもしれませんが、こんな個別指導塾でなければ大丈夫なんじゃない?といった「選んではダメな個別指導塾の特徴」みたいなものをお伝えできればと思います。
ザワナビ:
わかりました。
では早速ですが、その「選んではダメな個別指導塾」の特徴について教えてもらえますか?
ぎし先生:
いくつかあるのですが、その中でも「合格実績」が広告・HP等に載っていない個別指導塾は選ばない方が良いと思います。
ザワナビ:
それはなぜでしょうか?
ぎし先生:
そもそも学習塾に通う目的って「志望校に合格する」ためじゃないですか? もちろん成績が悪くてとりあえず成績を上げたいっていう目的で入塾する人もいるかもしれませんが、それって結局はその後の受験を見据えているわけで、、、そう考えると通塾目的・目標というのは「志望校への合格」に収斂されると思うんです。
塾に通い指導を受けた結果としての合格実績なわけですから、「合格実績」を載せていないといのはそもそもあり得ないと思うんです。
ザワナビ:
確かにそうですね。
ただ個別指導塾の広告やHPを見ますと、意外と「合格実績」に触れていない塾も少なくないようなのですが、それはなぜだと考えますか?
ぎし先生:
掲載できるような「合格実績」がないからじゃないんですか?(笑)
だって、普通にちゃんと合格者輩出しているなら、掲載できるじゃないですか(笑)
それにしっかりしている個別指導塾はちゃんと合格実績を掲載していますよ。
ザワナビ:
なるほど。
合格実績のかわりに成績アップの事例紹介をしている塾もあるようですが、合格実績ではなくこういった事例を出している塾はどうですか?
ぎし先生:
毎回のテストって平均点が異なりますよね。特に学校の先生が作る定期テストは、業者テストと違って、平均点のブレが激しい傾向にあります。
例えば平均点50点のテストで50点だった子がいたとして、次のテストで70点を取ったとしましょう。
もしそのテストが前回同様平均点50点だったとしたら、「20点アップ!!」 と喜べるかもしれませんが、平均点が70点だったとしたらどうでしょう?
結局順位的な変動はほぼないということですから、「20点アップ!!」と喜ぶ程のことではなくなります。
つまり平均点を無視して、単純に点数だけの上下に注目すること自体無意味ということです。
確かに「成績アップ事例」を紹介することで、点数が上がるのではないかという期待感を醸成することはできると思すけどね….。
というか、そんだけ成績アップしているなら、さぞ受験でも合格実績をあげているのでは?と思うんですが….
ザワナビ:
なるほどわかりました。
では「合格実績」以外の「選んではダメな個別指導塾」の特徴として他に注目するべきポイントはありますか?
ぎし先生:
1対1、1対2で指導すると明確に案内せず、1対2〜3、1対2〜4など人数に幅を持たせた表記をしている個別指導塾も選ばない方が良いと思いますね。
1対3って個別なの?ってレベルですよね(笑)
例えば1コマの授業時間が90分だったとして、1対3指導だったら、自分が指導を受けられる時間は1コマ30分しかないってことですからね。それだけの時間しかなければ、分からない問題の解説を受けようにも、数問程度でタイムオーバーで、また来週となってしまいますね。
1週間に何コマも受講しているならこのような個別でも良いのかもしれませんが、週1・2コマ程度の受講をしている場合、とても非効率的な通塾になってしまうと思います。
ザワナビ:
では、1対2までの個別指導塾なら大丈夫ということでしょうか?
ぎし先生:
まぁ、大丈夫というか、「個別指導」というなら、その人数までじゃないですかね。
ザワナビ:
その他のポイントはありますか?
ぎし先生:
「安さ」を売りにしているところも要注意です。
「安い」には理由があるということです(笑)
塾の中身ではなく「金額」に訴求ポイントを置いている時点で、提供価値もその程度なのだなと考えるべきでしょう。
やはり適正価格というものはあると思います。
ザワナビ:
なるほど。わかりました。
その他のポイントはありますか?
ぎし先生:
いや。ここまで指摘したポイントに該当しない個別指導塾であれば、検討段階に移行して問題ないのではないかと思います。
あとは一般的によく知られている個別指導塾と利用者とのトラブルが発生しなさそうかという視点で、担当者から話をヒアリングして最終決定すればよろしいのではないかと思います。
ザワナビ:
本日もありがとうございました。