石川県公立高校入試『2021年度 入試結果』詳細解説
2021年3月に実施された石川県公立高校入試の入試結果の詳細を皆さんと共有しようと思います。
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英語・数学は相変わらず難しい。社会も平均50点を割り込む
2021年3月9・10日に実施された石川県公立高校入試では、一般入学枠6,731名に対して6,583人が入試にのぞみ、5,803人が合格を手にしました。
2020度の入試が非常に難しく合格者平均点もかなり低かったこともあり、今年は難易度の見直し等が行われた結果、例年並の合格者平均点となっています。
国語 | 社会 | 数学 | 理科 | 英語 | 5科目合計 |
60.1点 | 48.0点 | 48.6点 | 51.2点 | 46.1点 | 254点 |
2021年度入試の5科目合計の合格者平均点は254点で、英語・数学の平均点は50点を下回るなど引き続き難しい内容となっています。
また社会も引き続き合格者平均点が50点を割り込むなど、受験生にとっては厳しい出題が続いています。
5教科合計の得点分布状況は次の通りです。
0〜49 | 50〜99 | 100〜149 | 150〜199 | 200〜249 | 250〜299 | 300〜349 | 350〜399 | 400〜449 | 450〜500 |
0.3 | 4.6 | 9.8 | 13.5 | 18.6 | 18.1 | 18.8 | 13.8 | 2.6 | 0.1 |
上記のグラフならびに表内の数値は、比率(%)を表しています。
今年は昨年と比較すると350点〜399点の比率が大幅に増加しました。昨年度はかなり難化したため、この350点〜399点の得点層の割合が大幅に減少していましたが、今年度は例年通りの難易度に戻ったため、この得点層の割合が元に戻ったと考えるべきです。
それではこの比率をもとに大まかな順位の目安をご紹介していきます。
得点階級 | 比率 | 該当生徒数 | 累積生徒数 | 均等割した場合の1点あたりの人数 |
450〜500 | 0.1 | 6.6 | 0.13 | |
400〜449 | 2.6 | 171.2 | 177.8 | 3.4 |
350〜399 | 13.8 | 908.5 | 1,086.3 | 18.2 |
300〜349 | 18.8 | 1,237.6 | 2,323.9 | 24.8 |
250〜299 | 18.1 | 1191.5 | 3,515.4 | 23.8 |
200〜249 | 18.6 | 1,274.7 | 4,790.1 | 25.5 |
150〜199 | 13.5 | 888.7 | 5,678.8 | 17.8 |
100〜149 | 9.8 | 645.1 | 6,323.9 | 12.9 |
50〜99 | 4.6 | 302.8 | 6,626.7 | 6.1 |
0〜49 | 0.3 | 19.7 | 6,646 | 0.4 |
上記表の1点あたりの人数の目安は、全ての得点に均等に受験生がばらけていたとした時の大まかな目安です。
この表の母数となる合格者の数は、石川県内の公立高校全てとなっています。
もし過去問演習をしている受験生がこの表を参考に、自分が2021年入試を受験した場合、順位や志望校の合格可能性がどれぐらいあるのかを考えるときは注意が必要です。
例えば二水高校を志望なら、泉丘(400名)→二水(400名)だから累積で800位までの点数を取る必要があるとは考えないようにしてください。小松高校や七尾高校といった、金沢エリア外の人数が含まれているためです。