第4回石川県総合模試の結果簡易分析
先日実施された第4回石川県総合模試の試験結果が受験者へ返却され始めているようです。早速ザワナビも結果表を入手。サクッとその結果分析をしてみたいと思います。
総合結果と科目別結果は?!
まずは第4回石川県総合模試の各科目ならびに5教科合計の平均点・標準偏差・最高点は以下の通りです。
前回(第3回)の石川県総合模試と比較すると、
となっています。ま、毎回テストの問題が違うわけですから、平均点が上がったり下がったりするのは当たり前ですので、このデータに何の意味もないわけですが…。とりあえずご紹介しておきますね。
学校別志望者数の状況
続いて志望者の動向を確認しておきましょう。ここでは各学校別にその学校を第一志望としている人の人数を表でまとめてあります。また前回(第3回石川県総合模試)との志望者数の比較も行ってみました。
各学校とも受験者数が増加していますが、これは第3回総合模試と第4回総合模試とを比較すると、受験者数が3,551名から4,019名と468名増えているためです。ただ学校によってふえ方は違いますね。県南地区(小松や加賀)、県北 地区(能登)にある公立高校と石川高専を含めた、公立学校の数で増加した468名を割ると18名アップが平均なのですが、桜丘の30名、野々市明倫の62名、そして金沢市立工業の21名、県立工業の38名、金沢商業の33名など、平均以上の志望者増加が見られる学校があります。今回増えた受験者がこれらの学校を志望する人が多かった可能性はありますが、いずれにせよ、ここにある学校は前回に比べて志望者が増えていると考えていいと思います。
第1回金沢市統一テストの結果が出た後の次回の模擬試験になると、より現実的な志望校登録をする生徒が増えてくると思いますので、来春の公立高校入試の動向を占うことができるだろうと思っています。
今年の学校別志望者の得点状況
さて、各学校の第一志望者の平均点をチェックしていきましょう。これが一番大切ですよね!
上表は各学校の第一志望者の平均点と、全体平均点との差をまとめたものです。そしてここ数年間の第4回石川県総合模試における第一志望者の平均点を過去平均として紹介しています。赤字になっている科目は、過去平均よりも低い科目であることを表しています。
ここから色々と見えてくることがありますね。
例えば「附属高校」や「二水高校」「錦丘高校」「伏見高校」は明らかに第一志望者の得点状況が下降しています。
また、ほぼすべての学校で、国語の点数が過去平均と比較すると低下しています。特に附属高校と泉丘高校を除いて平均点の下降傾向がみられます。
また、模擬試験で毎度毎度「標準偏差」が高い科目として「英語」が取り上げられていますよね。いわゆる中堅以上の上位校(進学校)と下位校との点数差がかなり激しいことがこの表からもわかると思います。だからこそ標準偏差の数値が高くなっているのですが….
一方で、上位校だけを見てみると、実は例年よりも英語の平均点数が全体として上昇しています。上位校を受験する方は、英語をしっかりと学習しておくのが「必要条件」になっているとも言えますね。
以上、簡単ではありますが、第4回の石川県総合模試の結果を分析してみました!