平成27年度 第1回金沢市統一テスト分析ー社会編ー
先日実施された平成27年度 第1回金沢市統一テストの問題分析をお送りしているザワナビ。昨日までに、
と分析してきましたので、本日は「社会」であります。もうそろそろしたら金沢市平均点が発表されると思います。発表されて初めて、自分の点数の評価をしてくださいね。現時点で全てのテストは返却されて点数が分かっているとは思いますが、評価はあくまでも金沢市平均点が発表された後です。
ということで、社会見ていきましょう。
社会は大問6つで小問数が50問。これまた理科同様相変わらずボリューミーであります。地理・歴史・公民からそれぞれ大問2つずが出題されています。
[1] 世界地理 (配点2点×8=16点)あまり重点的に学習していないような地域が取り上げられているので、戸惑った受験生もいたのではないかと思います。
問1 エジプトについての問です。
(1)エジプトを通る、世界で最も長い川の名前を答える問題。これは簡単です。
(2)アフリカの多くの国でヨーロッパの言語が使われている理由の記述。これも簡単。
(3)面積、人口、国民総所得に関する表から、エジプトを表しているものを選ぶ問題。
カナダが大きい国ということをわかっている受験生は多いと思いますが、フランスとエジプトどっちが大きいんだろう?と??となった受験生もいたかもしれませんね。また、与えられた図ではフランスの方が大きいという…(笑
問2 キューバが面している海は三大洋のうちのどれかという問題。今年はキューバに関する大きなニュースもあり、そう言ったニュースを見たことがあれば、キューバの位置を目にする機会があったと思いますが、そうでなかった場合、キューバって、たぶん馴染みがないので、場所どこだろう??と思った受験生もいたのではないかと思います。ま、でも三大洋のどれですか?だから確率は30%です。
問3 総発電量と発電源別割合を示した表から、フランスに当てはまるものを選ぶ問題。フランスが原子力発電が盛んな国であることを知らなければわからないですね。
問4 北アメリカ大陸のおよその形を描く問題。学校の定期テストで出てたと思います。
問5 小麦の生産量及び輸出量の国別割合の表から、カナダやフランスが世界有数の小麦輸出国となっている理由を記述させる問題
問6 与えられた文から、その文がどの国のことを表しているかを答える問題。
以上が[1]ですが、ちょっと難しいですよ!!今年の問題(汗
[2] 近代史 (配点2点×9=18点)第二次世界大戦終戦までの近代史が出題されています。問4の国際連盟で事務局長を務めた人物を記述させる問題。新渡戸稲造と気付いた受験生の中にも、その名前を「漢字」でしっかり書けた人ってどれくらいいたのでしょう。意外と書けなかった人も多いのではと予測します。記述問題は問7、問8で出題され、問7では、「治安維持方から五一五事件の間で、日本の輸出額が大幅に減っていることを、このころ世界で起こった出来事と関連付けて記述市なさいという問題」、問8では、「ソ連と米国の対立がなぜ冷戦とよばれたのかを、対立の様子から説明市なさい」という問題が出題されています。
[3] 公民 (配点2点×9=18点)平等権や社会権、そして新しい人権に関する問題です。問1〜問4までがこれらの人権関連の問題です、標準的な問題となっています。問5はインターネットについての問、そして、問6では多文化社会で生きるために求められることについての問が出題されています。
[4] 日本地理 (配点2点×8=16点)青森県、秋田県、群馬県、新潟県、岡山県について、共通点を選択式で答える問題、県名と県庁所在地の名前が違う県を答える問題、面積や農業産出額、漁獲量に関する資料から該当する県を選ぶ問題などが出題されています。問6は石川県の人口に関する問題が出題されています。
[5] 歴史 (配点2点×8=16点)日本の貨幣に関する歴史についての出題です。問7では定番の歴史の並び替えが出題されていました。A〜Fを並び替えるのですが、Aが一番最初、Fが一番最後ということは問題文に書かれていますので、実質的にはB、C、D、Eの4つの並び替えとなります。
[6] 公民 (配点2点×8=16点)議院内閣制、選挙制度、憲法改正に関する問題が出題されています。「一票の格差」とはどのようなことかということを記述させる問題も見られます。
ここまで、平成27年度第1回金沢市統一テストの問題内容をザーッと見てきました。ちょっと今年の問題は難しいですね!平均点がどのようになっているのか注目です。