高校別 有名私立大学 合格状況 2016版
3月27日付の北國新聞に掲載されていた、各高校の主要大学の合格者数をもとに記事を作成しています。
前回は、地元「金沢大学」への合格状況を整理してご紹介しました。(こちらからご確認いただけます)。今回は、私立大学。中でもいわゆる「有名私立大学」と言われている大学の中から、関東・関西を代表する「難関大」への合格状況を整理していこうと思います。
関東私立は附属、関西私立は二水?!
それでは対象とする有名私立大学を定義しておきましょう。
関東:早稲田・慶應・上智(いわゆる、早慶上智)
関西:関西学院・関西大学・同志社・立命館(いわゆる、関関同立)
とします。これらの学校に、各高校から何人合格したのかをまとめていきたいと思います。
関東私立大学
それでは、関東の早慶上智から見ていきましょう。合格者数と合格率をまとめたのが、次の表です。
各高校によって定員が違うため、合格人数では一概に比較できませんので、卒業生数(公立高校は定員)で、合格者総数を割って、合格割合を算出し、その割合が高い順に整理してあります。
この表を見ると、早慶上智を狙う場合は、附属高校が一番強く、次に泉丘高校と続くようです。ランキングの上位は、高校入試の入試難易度偏差値とほぼ同じかなーと思いきや、錦丘高校が二水高校を抑えて堂々の4位に躍り出ています。これより前のデータを整理していないため、それよりも前の進学データとの比較ができていませんが、今年は少なくとも、錦丘高校の方が、早慶上智に合格したようです。
関西私立大学
続いて、関西私立大学の合格状況をチェックしていきましょう
それでは関東私立大学同様に一覧表をご覧ください。
関西私立大学に限定すると、二水高校は圧倒的に合格しています。割合が50%を超えているということは、2人に1人は関関同立レベルの大学に合格しているということです(正確には、浪人生も含まれるので、もう少し割合は下がると思いますが…)。すごい割合ですよね。二水以下、小松や泉丘も関西圏の私立大学には多数の合格者を輩出しています。
北陸新幹線が開通し、関東の私立大学を受験する生徒が増えるのかな?と思っていましたが、少なくとも、これら上位有名大学に限っては金沢はまだまだ「関西志向」なのかもしれません。
以上、各高校の有名私立大学の合格状況を、関東・関西地方それぞれで整理してみました。将来、このような大学に通いたい!と思っている人は、高校の志望校選択の際に参考にされてみてください。