夏休み前に必ずやっておきたい「弱点単元洗い出し」
夏休みに向けた記事をアップしております。例えば、「夏の塾選び。どういった点を重視するべきなのか!?」では、夏休みをきっかけに学習塾に行ってみようかなと考えている方のために、塾選びで重視される項目をご紹介させていただきました。また、夏休が始まる前に必ずやっておきたい作業としての計画作りの参考として「さぁ夏休みに向けた準備を意識しよう!ー1日の行動計画編ー」「さぁ夏休みに向けた準備を意識しよう!ー計画編ー」といった記事をアップしました。本日も、夏休み前に必ずやっておきたい作業の一つをご紹介します。今回は「弱点単元の洗い出し」編です。
苦手を把握することはすべてのスタート
長い夏休みとはいえ、あれもこれもやろうと思うと必ず失敗します。計画編ともかぶりますが、時間配分を意識しなければいけません。各科目の学習でも、すでに「できている単元」を必要以上に復習する必要はありません。それよりも「苦手単元」を重点的に学習するべきです。ところが、「苦手単元の復習をしないと!」と思っても、自分の苦手単元がよくわかっていないという方は少なくありません。ですから、夏休みまでにこの「苦手単元」をしっかりと把握する作業をしておくべきです。ポイントは、その作業を「自分」で行うことです。自分で行うことで、自分の苦手に気づき、自分がどの位置にいるかを把握することができ、どうすれば良いのかを考える機会になるからです。
それでは苦手単元チェックの仕方をご紹介していきます。
1. 前学年のまとめ問題に取り組みます。
中学1年生以外の学年の方は、前学年のまとめ問題に取り組み、どういった分野に間違いがあるかを確認することから始めましょう。例えば数学であれば、いろいろなパータンごとに苦手把握をしていくのが理想ですが、それでは時間がかかり過ぎるので、まずは分野ごとにおおまかな間違いの傾向を把握していくことにします。
使用している問題集によっては、問題集の初めの所に、「前学年のまとめ」という所がありますので、それに取り組みましょう。もし使用している問題集に「前学年のまとめ」がないようであれば、前学年で使用していた問題集の一番最後にある「学年のまとめ」の問題に取り組み、弱点分野を把握していきましょう。
ちなみに、中学1年生は、前期(1学期)に取り組んだ問題集の誤答状況を、単元ごとに整理するだけでOKです。
2. 分野・単元ごとの苦手状況をまとめます。
1の作業結果を踏まえて、自分自信の苦手分野・単元ごとの状況把握を行っていきます。それを踏まえて、夏休みの計画、特に科目ごとの時間配分、分野ごとの時間配分を考えていき、それを簡単にまとめます。
ここまでは、お子様自身でやっていただきたいというのが理想です。(できないようであれば、保護者の方が少しアドバイスをしてあげればよろしいかと思います。
3. 時間配分表に対して、保護者の方からアドバイス
2で作成した科目・分野ごとの時間配分表に保護者の方が目を通したうえで、保護者視点のアドバイスをプラスしていきます。「しなさい」という言い方はダメですよ!「この分野はもう少し多くした方がいいんじゃないかな?」といった形で、あくまでも最終的にはお子様自身が決定したという形にもっていくことが理想です。
今回ご紹介したこの[1]〜[3]のステップを踏み、夏休み前までに「弱点単元の洗い出し」をしておくことで、夏休み期間をより充実したものにできると思います。ぜひ実践してみていただければと思います。
なお、
今回ザワナビでは、この方法を実践される方のために、(中学内容に限定してはいますが)分野・単元表を作成しています。Facebookのザワナビページに「いいね!」を押していただくか、ザワナビのTwitterアカウントをフォローしていただいた上で、本記事が投稿された案内のツイートをリツイートしていただいた方にプレゼントさせていただきます!「いいね!」「リツイート」していただいた方は、
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