子供が塾に行きたいと言ったら危険かも ?!
「塾に行きたい」
我が子がそう言ってきたら、どんな気持ちになるでしょうか ?!
学習に対するその前向きな姿勢にうれしさを感じ、後押しをしてあげようと思う保護者の方が大半だと思います。
しかし子供が「塾に行きたい」といった言葉をそのまま信じるのは危険です。
特に、「友達が行っている塾に通いたい」
と言っている時は注意してください。
2人に1人は塾に行っている時代ですから、同じ小・中学校の人と塾が同じになることは仕方がありません。しかし、特に仲良くしている友人と同じ塾に通いたいと言い出した場合は、勉強よりも「友達といる時間を増やせる」と考えているパターンも少なからずあるので注意が必要です。
また、「みんな塾に行っているから私(僕)も塾に行きたい」というパターンも要注意です。
このパターンの子も、知り合いが多い(同じ学校の生徒が多い)塾を選ぼうとします。しかし、それは、「みんなと同じことをしていれば安心」と思っているだけです。
これら2つのパターンに共通することは、塾に通う目的が「勉強」ではないことです。「友達との時間」や「(根拠のない)安心感」を得るために「塾」に通うおうとしているのです。
この時点で、成績が上がらないことなど明らかです。
「塾に行きたい」という言葉を喜びつつも、なぜ塾に行きたいと考えたのか、なぜその塾なのかを子供から聞き出すことで、「なんとなく塾に行こうとしているのか」それとも「本気で塾い行こうと思っているのか」を見極めることができます。
前回の口コミもそうですが、結局は、保護者と子供のコミュニケーションの量と質がしっかりとしていれば、失敗しない塾選びの素地はできていると思って良いでしょう。