この時期の模擬試験の偏差値の捉え方
あっという間に9月も終わろうとしています。毎年のことではありますが、ここから入試本番までは「あっ!」という間です。受験生の皆さんはその点を意識して普段の受験対策に取り組んでもらえればと思います。
さて、この時期になると受験生は月に1回ないし2回模擬試験を受験していることと思います。
石川県総合模試も今週末の日曜日が試験日となっていますよね。
模擬試験を受験すると試験結果が通知されます。大切な指標は「偏差値」なのですが、この時期は偏差値とどう向き合えばよいのでしょうか。
入試本番が近づくにつれ、どうしても偏差値の数値が気になってしまいます。ただこの偏差値は毎回の模試により変動します。したがってその数値だけを捉えて一喜一憂してはいけません。以前の記事にも書きましたが、偏差値は点ではなく線で捉えなければなりません。
この偏差値は受験生となると、「年平均偏差値」「後期j平均偏差値」が受験生の「実力」をとらえるうえで重要な指標となります。この平均偏差値が志望校の合格基準偏差値からー5以内であれば受験妥当と考えて大丈夫です。逆に言うと、自分の平均偏差値ー5が「安全」な受験ができると想定される学校です。
ちなみに石川県総合模試における各学校ごとの合格の目安となる偏差値の参考値は以下の通りです。なおこの参考値自体も、毎回の模擬試験で異なりますので、詳しくは毎回の結果表を確認してみてください。
附属高校 66
泉丘高校(理数科) 66
泉丘高校 60
二水高校 56
桜丘高校 55
錦丘高校 50
西高校 48
市立工業 43(建築学科)
伏見高校 41
例えば泉丘高校を志望しているとしたら、現在の平均偏差値が55以上であれば受験自体は妥当ということです。
一方で、その偏差値で確実に(正確に言うと、不合格リスクを極限まで減らす)合格を狙うとしたら、桜丘高校以下を受験した方がいいとも言えます。
ご参考までに。