受験学年になって成績が下がってしまう人に共通すること
どういった子が成績下がってしまうタイプなのか?!
その1 「分からない → すぐ質問 」タイプ
分からない所があると、すぐ誰かに質問をして解決するタイプのお子さんは、ある程度の所まで成績が上がると、そこからパタッと成績が上がらなくなることが多いと言われています。そして周囲が本格的に学習を開始しだすと、相対的に位置が下がっていってしまいます。
もちろん学習の初期段階であれば、分からないことを聞いて主体的に解決すること自体は素晴らしいことではあります。ただ、それが「癖」「習慣」になってしまうと、思いもよらない副作用が出てきてしまいます。要するに、学習が「思考停止」状態に陥っているとも言えます。こういった依存体質はマイナスに作用することが少なくありません。
「質問する」前に、自分なりに「考えてみる」というプロセスを踏むことが大切です。
その2 作業員タイプ
与えられた課題をただ「こなしてきた」タイプの子もどこかで頭打ちになる傾向が強いと言われています。
例えば宿題ひとつとっても。作業員タイプの方は、そのやり方を含めて一通り指示されたようにこなしてはいるものの、ただやっているだけなのであまり身についていません。さらには作業員タイプの中には、結構いい加減なことを特に悪気もなくしてしまう人さえいます。例えば間違っているのに◯にしていたり、答え直しも「なんかよく分からないな〜」「なんかモヤっとする」と思いながらも、ま、こうなるんだ!と勝手に自己解決して終わらせる。
今回は代表的な2パターンをご紹介しました。今回ご紹介したタイプの学習法とご自分の学習スタイルに類似点がある場合、それを改善していかないと、受験学年になったのに成績が落ちるといった事になる可能性が高くなります。
簡単に言うと、非受験学年であればそのような学習法であってもそれなりに結果は出せたかもしれませんが、周りも本格的に勉強するようになる受験学年でそれは通用しないよ!ということなのかなと思います。。
今から少し意識的に「勉強の取り組み方」を見つめておくと良いかもしれませんね。