偏差値から順位を推測する?!
昨日、現時点でザワナビ編集部が入手することができた各中学校の分布図から、各科目ならびに合計点の標準偏差を求め、そこから点数と偏差値の対応表を作成して公開しました。まだご覧になっていない方はこちらからご確認ください。
実は偏差値が分かるとだいたいの順位も分かるんです。本日はそんな話を。
配布されているグラフを見るといわゆる正規分布の形になっていないことが見て取れます。よくある誤解として、偏差値は正規分布を前提としていて、正規分布でなければ使えないと考えている方がいるのですが、正規分布でなければ偏差値40〜60が全体の約68%をカバーすると言えないだけであって、今回のように正規分布でなかったとしても偏差値は使えます。実際ザワナビが入手しているグラフで、前回算出した偏差値40〜60に該当する点数の生徒数が全体の何%を占めるかを検証した結果、その平均値は約64%となっています。
というわけで、前回もとめた偏差値を用いて、金沢市内の推定順位を求めてみました。
H26年度版の金沢市統計で、現在の中3生に該当する学年の生徒総数が4,349名とありましたので、生徒数は4,349人であると仮定して順位を計算しています。その結果がこちらです。
ただ実際は450点以上の生徒や、50点未満の生徒がこんなにたくさんいるわけではないので、その点は考慮しながら大まかな目安としてこの順位表を参考にしてもらえればと思うわけです。
例えば、泉丘高校を志望されている方であれば、上から400人目、でも附属高校を志望している方も成績優秀なので附属高校の定員120名をプラスした520名ぐらいの点数を一つの目安としてみるということができるかなと思います。そうすると「366点」という点数が目安になりますね。
二水高校であれば、難易度の順番でいくと、附属→泉→二水ですから、そこまでの定員すべてを足した920番目の点数ですから、、、「325点」あたりが一つの目安となりそうです。
こうすると、桜丘は305点ぐらいが目安などということがわかってくるわけです。
現時点での自分の位置を把握しておくことで、成績アップの最後のチャンスである「冬休み」にどのようなことをすれば良いかといった計画が立てられると思います。この表であればあと何点ぐらいというだいたいの目安もわかると思いますので、ぜひ参考程度にこの表をご覧になっていただければ幸いです。
現在も各中学校の度数分布表を募集しております。度数分布表を写真で撮って送っいただくだけで結構ですので、ご協力いただける方は、
zawanabi@gamil.com
まで中学校名と合わせて、写真を送信してください。よろしくお願いいたします。