語彙力を増やすために
今回は特に小学生で、中学受験を考えている方を想定して記事を書いています。
国語の学習において、漢字を含めた語彙力は得点力の源泉となるものです。ただこ語彙力はもっとも個人差が現れる部分とも言えます。本日はこの語彙力をどう強化していけば良いかを考えてみます。
色々な方法を組み合わせてみましょう。
小学生で語彙力がないお子さんの特徴の一つに、「会話が単語」であるとよく耳にしますね。
「会話が単語」という部分については、保護者の方の声がけを変えることによって、改善する余地は十分にあるだろうと思います。
会話が単語のお子さんは、
母 「◯◯はどうだった?」
子 「楽しかった」
母 「何が楽しかった?!」
子 「サッカー」
といったように、とてもシンプルに返答してきます。このまるでチャットのような会話を改善することは大切です。先ほどの例の会話であれば、「◯◯くんたちと、一緒にサッカーをして、楽しかったよ」といった形の返答ができるようにさせていきたいところです。そのためには、保護者の方が今以上に子供に向き合うということが必要なのかもしれません。家庭内でのコミュニケーションが活発なご家庭ほど、子供の語彙力が高いと言われていますが、これはやっぱりそうなんだと思います。
さて、今回の本題は、国語学習における語彙力です。
たとえば漢字であれば、1日3問ずつ取り組んでいくような教材がありますから、それで学習していけばいいわけですが、ことわざとか四字熟語とか、そういった関係をどう覚えていけば良いか。これも非常に頭を悩ます所です。日常から多用することがない分、意識的に学習していかないとなかなか習得できません。
「そういった問題ってテストに良く出るんですか?」と聞かれれば、あまり出ませんというこれらの語彙問題。
高校受験や大学受験であれば、ある程度出題される所に限定して、出ないならやらないという選択肢もアリだとは思いますが、小学生ですから、受験に出る出ない以前の、ある種の「教養」として身につけさせておきたいところです。
そこでオススメなのが、それらをできるだけ楽しく覚えてもらうという方法。
ザワナビ編集部のオススメはこちら。
ちびまる子ちゃんの満点ゲットシリーズ。
四字熟語だけでなく、
ことわざ
慣用句
とあります。これはマンガ付きですから、子供も「勉強している」という意識がそれほどなくても学習に取り組むことができます。だから続けやすいとも言えます。
語彙力は一朝一夕には身につきませんから、なるべく取り組むやすいもので、継続的に学習していってもらえればと思います。
ことわざと四字熟語のセットとかも販売しているようですから、一度お手にとってみてはいかがでしょうか。